四川大地震における情報ボランティアの可能性
最近,ビルマ (ミャンマー) のサイクロン災害,中国の四川大地震と,おおきな自然災害がつづけておこりました. 日本では阪神大震災 (阪神淡路大震災) を記憶しているひとがおおいため,四川大地震は阪神大震災と比較されます. 私は阪神大震災のとき,被災地からははなれた筑波にいましたが,なにかのやくにたちたいとおもって,VAG (ボランティア支援グループ) というネット・コミュニティに参加しました. VAG がめざしていたのは,被災者を直接たすけたり物資を配布したりすることを情報ネットワークを通じて後方から支援すること,すなわち情報ボランティアでした. 被災地からとおい場所にいても,そういう支援活動ならできるのではないかとかんがえられたからです. 結局はほとんどなにもできませんでしたが,ふたたび大地震がおこったときにはなにかやくにたてる可能性があるのではないかとおもっていました. しかし,今回の震災ではそのことをすっかりわすれていました.