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仕事と起業 アーカイブ

0001-01-01

このカテゴリーには仕事 (本業・副業) や起業についての話題をあつめています.

上位のカテゴリーはカナダからのブログです. なお,このページは 生活 アーカイブ のページの先頭に表示されるように,意図的に投稿日時を 0001-01-01 00:00:00 としてあります (実際の投稿日時は 2009-09-05 11:22:25 です).

このページには書評もふくまれていますが,仕事と起業に関する書評のページにはそれらの書評だけをあつめています.

おもくなるのをさけるためにアーカイブのページには写真がはいらないようにしていますが,個別ページにある写真をここに引用しておきます.

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2006-10-24

私はつねに趣味と仕事とを一致させようとしてきました. 仕事が趣味からはなれてしまったときは,趣味を仕事にちかづけるように努力してきました. また,逆に仕事が一段落したときには,仕事を自分の興味 (趣味) にちかづけるように努力してきました. それは,ある意味では 「公私混同」 的なやりかたであり,以前はあまりひとにいえるようなことではなかったのですが,最近はややおおげさないいかたをすれば 「私の時代がきた」 と感じています.

つづく…

2007-04-18

会社で予算がつかない研究を (すくなくとも私の会社では) under-the-table でやるのがよいとかんがえられてきました. しかし,いまやそういう時代ではなくなった,open-air のほうがよいのではないかという主張です.

つづく…

2007-05-20

梅棹 忠夫 の 「知的生産の技術」 以来,この種の本をいろいろ読んできた. もっともインパクトがあったのが 「知的生産の技術」 であることはいうまでもないが,最近読んだ本のなかではこの 鎌田 浩毅 が出色である. 日本はホワイトカラーの生産性がひくいといわれている. 生産性をさげている原因としてはダベっている時間がながいこともあげられるだろうが,なにもしないでかんがえている (フリをしている) 時間がながいこともあるのではないだろうか. 知的生産の生産性がひくい理由のひとつはいきなりむずかしいことをしようとすることにあるとおもわれる. この本はラクなところからはじめればよいこと,もとめられるアウトプットにできるだけはやくちかづくことを主張している. それは,私自身が実践していることでもある. ほかにもいろいろ,私のやりかたと共通するところがあった. 本にどんどんしるしをつけること,原稿は締切よりずっとはやく書くこと,などなど. 理系であれ文系であれ,やくにたつことはいろいろあるとおもう.

評価: ★★★★☆

関連リンク: ラクして成果が上がる理系的仕事術@ [bk1]ラクして成果が上がる理系的仕事術@Amazon.co.jp

つづく…

2007-06-07

皮と合成皮革」 にも書きましたが,仕事のためのバッグにはかなりのこだわりがあります.

つづく…

2007-09-13

勤務時間に私用をするのは基本的にゆるされませんが,移動時間は例外です. 出張などの際の移動時間に仕事をするのを強要されることは,すくなくとも私の会社ではありません. また,通勤時間はそもそも勤務時間ではないので,これは 100% 自分のためにつかえます. したがって,私のばあい,いそがしいときは通勤時間や移動時間にも仕事をしますが,そうでなければ現在の仕事とは直接関係のない本や論文を読んでいることがおおいのです.

つづく…

2007-10-04

会社の勤務時間がフレックスになってから,ひさしい. いつもつかっているので,かえってその効果はよくわからなくなっていました. ところが,おもわぬ理由で 1 カ月間フレックスをつかわないことになりました. まだフレックスを中止してほんの数日ですが,すでに,その効果がちいさくないことがわかってきました.

つづく…

2007-11-04

私が仕事をしていて腹のたつことのひとつは,私が一生懸命書いた文章をよむひとがすくないということです. 社内でも協業他社でも,もとめられるのは説明文ではなくてパワーポイントの資料です. 一生懸命,絵をかくことがもとめられます. たしかに図は短時間で把握するのにはよい. しかし,図をつかっても論理をきちんとかくことはできませんし,なによりも文章よりかくのに時間がかかります. 時間がかぎられているから,論理をきちんと記述する必要があるからといって文章でかいたものを,よまずにすませるなどということがあってよいのでしょうか. また,論理をはっきりさせるべきところを書かずにすませるなどということがあってもよいものでしょうか.

つづく…

2007-12-02

私は 「2 つの他社での経験 ― ドキュメントに関するかんがえかたのちがい」 という項目にも書いたように,2000 年に会社から Hewlett Packard (ヒューレット・パッカード社, HP) 社に 1 カ月ほど “派遣” されて,共同開発のプロジェクトにたずさわったことがあります. HP 社には日本の会社にちかい部分もあって,そのために共同開発がうまくいっているという面もあるようにおもいますが,もちろん,ちがうところもいろいろあります. もうずいぶんまえのことになってしまいましたが,いままで書く機会がなかったので,そのとき感じたことを書いてみたいとおもいます.

つづく…

2008-01-06

最近,日本では,とくに私の会社では情報漏洩防止やセキュリティ管理のために過敏になりすぎていると感じます. 情報をメールなどでおくったり,会社からもちだすことに関して,きびしい網がかぶせられています. 情報漏洩対策やセキュリティ管理のために膨大なコストがかけられています. そのなかには,たしかに必要なものもあるとおもうのですが,無駄なことにコストをかけているとおもわれることも多々あります.

つづく…

2007-12-30

趣味 (あそび) と仕事の一致」 に書いたように,私にとって趣味 (あそび) と仕事との境界は明確なものではありません. ということは,それをなんと呼んでよいか,よくわからないということでもあります. しかし,それを呼ぶために “hob” ということばをおもいつきました.

つづく…

2008-03-09

本書は 「通勤時間は長いほどよい」 という逆説からはじまっている. ただし,「通勤電車で重要なのは,座っていくということ」 (p. 44) である. 電車で長時間すわっていられれば集中して読書や思考ができることは私も経験した. しかし,著者は 「いまは職住近接で,朝の時間はさらに有効に使えるようになった」 (p. 113) とも書いているので,逆説はやはり逆説として理解したほうがよいのだろう. 仕事は始業前にはじめて残業はしないのがよいとも書かれている. 仕事に追われるのでなく仕事にむかっていくということだろう. いろいろ矛盾はふくんでいるようにおもえるが,まずこの積極的な姿勢はまなぶことができるし,いろいろヒントをあたえてくれるとおもう.

評価: ★★★★☆

関連リンク: 通勤時間「超」活用術@ [bk1]通勤時間「超」活用術@Amazon.co.jp

つづく…

2008-05-02

税金のたかいガソリンを大量消費しても,なぜ高速ドライブはやすいのか!?」 という項目でスパリゾート・ハワイアンズへの旅行について書きました. それにしたがってくるまでスパリゾート・ハワイアンズにいってきました. ここには 「フラ・ミュージアム」 があり,スパリゾート・ハワイアンズの歴史もつづられています. それによるとスパリゾート・ハワイアンズのもとのなまえである 「常磐ハワイアン・センター」 がつくられたのは 1966 年であり,他ではみることのできないショーをみせる,つまりオンリーワン (only one) をめざしたということです. 最近ではオンリーワンでなければダメだということはよくいわれますが,1960 年代にそれをめざしたというのは画期的なことであり,それが,おおくのリゾート施設が倒産するなかでもスパリゾート・ハワイアンズがいきのびてくることができた理由なのではないかとおもいました.

つづく…

2008-05-07

副題が 「52 の法則」 となっているが,この本のエッセンスは 52 もない. 基本はまず,毎週 1 回 2 時間くらいかけて,やるべきことをすべて書きだす. つぎに,そのなかからつぎにやるべきことをきめて,それに専念する. それだけであり,あとはそれをよりよく理解したり,うまくやるための 「法則」 である. 著者も 「複雑すぎるシステム」 を批判しているが,著者の方法 (GTD) は単純で効果的だからこそ,おおくのひとに支持されているのだろう.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: ストレスフリーの仕事術@ [bk1]ストレスフリーの仕事術@Amazon.co.jp

つづく…

2008-06-03

複数人・複数組織での仕事は,自分あるいは自社がうまくいっても,ほかで コケると全体がうまくいかなくなってしまいます. こんなことを書いてもグチにしかならないとはおもいますが,趣味と同様,仕事もひとりで閉じることができれば,他人のためにダメにされることはないのに…とおもってしまいます. 会社のなかではなかなか,おもうようにはいきませんが,会社のひとや秘密にかかわらないことはなるべく会社からはなれて,ひとりで,自分の趣味にあうやりかたでやりたいとかんがえています.

つづく…

2008-06-12

経済が低迷する 1990 年代に楽天で大成功をおさめた著者は,きっと,成功するための策をいろいろかんがえぬいたにちがいない. 読むまえには,「成功のコンセプト」 というタイトルの本であれば,そういうことがぎっしり書いてあるにちがいないとおもっていた. しかし,ここにつづられているのは,「僕にとってこの [ハーバード大学のビジネススクールへの] 留学のいちばんの収穫は,MBA を取得したことより起業精神に触れたことだ」 (p. 79) ということばに象徴されるように,むしろ非常にナイーブな印象をうける. 三木谷本人が書いた本であるがゆえに,よりつよくそういう印象をうけるのだろう. そこが,小手先の策を弄しつづけたホリエモンとの一番のちがいなのだろう.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 成功のコンセプト@ [bk1]成功のコンセプト@Amazon.co.jp

つづく…

2008-06-23

最近,日本では 「社会起業家」 とよばれるひとたちがふえてきて,徐々に日本の社会や経済をかえようとしている. しかし,現在はまだそれほどおおきなちからをもってはいないとかんがえられる. しかし,バングラデシュにおいては 「社会起業家」 が銀行をつくり,零細な企業にまで融資することによって,政府にたよらずにたかい経済成長を実現させているという.

つづく…

2008-08-17

「普通のひと」 でもできそうな部分とできそうもない部分と両方をふくんでいる. できそうな部分としては手帳のかきかたがある. こまかくわかれた市販の手帳の欄は無視して,つかいやすいようにつかえばよいということ,日ごとのページと月ごとのページにスケジュールを重複して書くのはやめるということなどが書かれている.

それに対してファイリングに関しては,キャビネットの写真がいくつかあるが,とてもこれだけのスペースを確保できないだろうとおもってしまう. 場所がせまくてもできることはもちろんあるだろうが…

いずれにしても,ほかのひとがあまり書いていないことがいろいろある. 読む価値のある本だとおもう.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 能率 10 倍のシンプル仕事術@ [bk1]能率 10 倍のシンプル仕事術@Amazon.co.jp

つづく…

2008-08-18

「やる気」 がないのにもいろいろな原因やレベルがある. この本ではその原因を 「思うように仕事がはかどらないから」,「仕事の目標が見つからないから」 など,6 つに分類している. そして,原因のちがい,レベルのちがいなどに応じて,いろいろな対策をしめしている.

いずれかの原因,いずれかのレベルに特化して対策をしめしても,そこからはずれているひとには効果がないが,この本からはよりおおくのひとが自分にあった対策をみつけることができるのではないかとおもう. それができるのは,著者みずからがかつて 「やる気なし人間」 だった,たぶんそのときによっていろいろな原因やレベルを経験してきているからなのではないかとおもう.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: やる気の法則@ [bk1]やる気の法則@Amazon.co.jp

つづく…

2008-09-03

この本にはいろいろなことが書いてある. サラリーマンや経営者なら,そのなかから自分にあったやりかたをみつけることができるだろう. 自分に関係ないことはわすれて,よい部分だけを読めばいい.

とはいえ,仕事の種類によって 「いい仕事の仕方」 はかわってくるだろう. しかし,この本がどんな仕事を対象としているかははっきりしない. それだけでなく,仕事とはなにか,趣味とはなにか,それがまず書いてない. そのため,仕事は生きがいになるが 「趣味そのものは,生きがいになりにくい」 と書きながら 「仕事を趣味にすればよい」 と書いているのは意味がわからない.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: いい仕事の仕方@ [bk1]いい仕事の仕方@Amazon.co.jp

つづく…

2008-10-09

出世街道からはずれた 50 歳前後の社員は定年まで 「会社の中にはもはや役割はない」 と著者はいう. しかし,そういう社員をやめさせることができればべつだが,ひとをそういうふうにしかつかえない会社はこれから,いきのこっていけないだろう. 著者は 50 歳をすぎた私がいまもつとめている会社を 28 歳のときにやめたが,すくなくともいまのこの会社はそんな会社ではない. そういう著者に 50 代まで会社づとめをしてきたひとに助言することはできないだろう.

「すばらしい創業者でも高齢になると大変革は難しい」,「定年後の起業は勧めない」 などなど,ネガティブなすすめのオンパレードだ. 大前研一からそんなことばをききたいひとがいるのだろうか? うまくいかないときは仕事をリセットしようというのはよいが,それ以外は最低の本だ.

評価: ★☆☆☆☆

関連リンク: 50代からの選択(文庫)@ [bk1]50代からの選択(単行本)@ [bk1]50代からの選択(文庫)@Amazon.co.jp50代からの選択(単行本)@Amazon.co.jp

つづく…

2009-01-09

読みはじめて最初は,これがワークライフバランスの本だとはおもえなかった. 「バランス」 ということばがはいっている以上は 「ワークライフバランス」 とは仕事と生活とを天秤にかけるイメージなのに,この本に書いてあるのは,およそそうでないからだ.

しかし,読んでいくにつれて,この本に書いてあるのは仕事と生活とを両方ともたのしもうということであり,そうすることによって両者が調和する,それが 「仕事と生活の調和」 という,「ワークライフバランス」 の日本語訳の意味なのだと感じた.

読者としてはおもに女性を想定しているが,もちろん男性が読んでも,えるところがあるだろう.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: ワークライフバランス@ [bk1]ワークライフバランス@Amazon.co.jp

つづく…

2009-01-17

サブタイトルや著者の肩書きにふくまれている 「ワークライフバランス」 ということばには,仕事と生活を天秤にかけるようなイメージがある. しかし,この本が主張しているのは,仕事と生活の両方にしっかりとりくむことで相乗効果があるということである. とくに,おなじような仕事をしている夫婦は著者の経験からまなぶことができるだろう. 仕事をうまく家庭にもちこむ方法が書いてあるからだ. 家事を夫に 「教え」 てはいけない (自分でまなばせる) というのも重要な指摘だろう.

評価: ★★★★☆

関連リンク: あなたが輝く働き方@ [bk1]あなたが輝く働き方@Amazon.co.jp

つづく…

2009-01-22

最近は非正規雇用者の仕事がうしなわれるだけでなく,正規雇用者までもが失業する危険がふえてきている. そういうなかで,ワークシェアリングがすすめられるようになってきている. 私は研究者であり,研究はワークシェアリングなどできないとかんがえてきたが,もうすこしちがった見方もできることに気がついた.

つづく…

2009-04-29

論旨はおなじ著者による 「21 世紀の国富論」 にちかい. 崩壊した金融資本主義を批判し,ベンチャー的ものづくりの価値を主張している. 著者はあたらしい産業には 「コア技術」 が必要だと主張しているが,自身が提言している PUC (パーベイシブ・ユビキタス・コンピューティング) という概念や,それをささえるものとして IFX 理論 (インデックス・ファブリック理論) からうまれることを期待している. Web 2.0 に関しては 「Web での第 2 世代のサービス」 としていて,その無理解にはおどろかされる. そして,開発投資の対象をきめるのに各分野の専門家がえらんだ企業に優先的に投資するしくみを提案している. マイクロクレジットというような途上国における起業のしくみや日本の途上国援助にもふれている.

タイトルの 「新しい資本主義」 とは 「公益資本主義」 だという. それをささえる経済学も組織的に研究しているというが,経済学がつくれたからといってそれを実現させるのは困難なことだろう. かかげた理想には賛同するが,説得力がある議論だとはいえない.

評価: ★★☆☆☆

関連リンク: 新しい資本主義@ [bk1]新しい資本主義@Amazon.co.jp

つづく…

2009-05-29

「仕事ができる人は 「効率」 を無視する」 という刺激的なことばがタイトルにつけられているが,要はヤル気 (本書のなかでは 「モチベーション」 ということばがつかわれている) を維持するように仕事をするのが重要だということだろう. ことさら 「「効率」 を無視する」 とか “ムダ” とかを強調するのは読者に誤解をあたえるようにおもえる.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: なぜ、仕事ができる人は「効率」を無視するのか?@ [bk1]なぜ、仕事ができる人は「効率」を無視するのか?@Amazon.co.jp

つづく…

2009-08-27

ネット副業にだいぶページをさいているが,それだけでなく,従来的な副業もふくめて,パランスよく書いている. いろいろなケースもとりあげ,税金や保険,詐欺などについても書いている. 新書 1 冊では十分な情報があるとはいえないが,副業をはじめたいというひとが最初に読むにはよい本だろう.

評価: ★★★★☆

関連リンク: サバイバル副業術@ [bk1]サバイバル副業術@Amazon.co.jp

つづく…

2009-09-02

「仕事はてばやくかたづけて,残業せずにかえろう」 という本がおおいなかで,この本は残業することで余裕をつくりだそうと主張している. てばやくかたづけようとすると,いろいろ不都合もおこってくる. 余裕がなくなって,みおとしがでたり,仕事が雑になったりということもおこりうる. そういう,なかなかいえなかったことをズバリと言っているという点で評価できる.

この本に書いてあるようにだれもいなくなった職場で残業することにも意味はあるだろうが,それはいささかさびしい. それよりは,この本にもあるように,家にかえっても仕事のことをわすれていなければ,チャンスをつかむこともあってよいだろう. しかし,それを 「残業」 とよぶのはどうかともおもう. 最近のセキュリティさわぎからいっても家で普通に 「残業」 するのはむずかしくなっているから,「残業」 とは意識をかえたほうがいいだろう. そのような意味で疑問の点も多々あるが,無残業論で窮屈になった頭をそこから解放してくれるのはよい.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: プロの残業術@ [bk1]プロの残業術@Amazon.co.jp

つづく…

2009-09-05

副業に関する本はおおいが,そのなかには 「がんばって」 する (ハードルのたかい) 副業を中心に書いている本がおおいようだ. この本はもっとふつうにできるコンビニ店員や清掃スタッフといった副業が中心になっている. インターネットでできる副業についてももちろん書いているが,ウェイトはそれほどたかくない. だから,ふつうのひとにとってはよいだろう.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: お金はないけど時間があるなら副業をはじめなさい!@ [bk1]お金はないけど時間があるなら副業をはじめなさい!@Amazon.co.jp

つづく…

2010-02-02

著者は (一流なのかどうか私は知らないが) 学者であり,学者になりたいひとが知るべき経験をいろいろしていることはまちがいないだろう. そういう意味ではこの本は参考になるだろう. しかし,著者は 「定年後に 1 から始め」 たわけではないようなので,この本のタイトルを文字どおりうけとることはできない. ほんとうにそれをめざすひとにとっては,たぶん,あまり内容の濃い本だとはいえない. 著者は多数の本を書いていて,そのなかには類似のテーマもあるから,他の本を読むほうがえるところがあるようにおもえる.

評価: ★★☆☆☆

関連リンク: 一流学者になる方法@ [bk1]一流学者になる方法@Amazon.co.jp

つづく…

2010-02-13

きびしい競争をのりこえて大学教授あるいは助教授という地位を獲得した 10 人の研究が研究や体験について書いている. とくに最近その地位をえたひとたちは,フリーター同然の下積み生活をへてようやくその地位にたどりついている. この本の著者となったひとたちは,雑用に時間をとられるきびしい環境におかれてもなお,情熱的に研究をつづけ,自分のスタイルをきずいてきたから現在があるということだろう.

評価: ★★★★☆

関連リンク: 研究する意味@ [bk1] 研究する意味@Amazon.co.jp

つづく…

2010-02-07

大学教授になるための資格,こころがまえ,勉強のしかたなど,さまざまな内容がかかれている. 大学教授になりたいという動機にはいろいろあり,それぞれに対応しようとしているが,きびしい (無理な?) 要求もしている. つまり,「自由時間のすべてを研究活動に使う」,家事労働も研究の敵と書いている. 対談やアメリカの大学教授の紹介などもふくんでいて,大学教授になるつもりのない身にもおもしろい.

評価: ★★★★☆

関連リンク: 新 大学教授になる方法@ [bk1] 新 大学教授になる方法@Amazon.co.jp

つづく…

2010-02-04

「仕事術」 に関する本は多々あるが,研究者のためのものはかぎられている. 内容は 「短所の克服」 より 「長所の強化」 をめざせというような,よくいわれる話題がおおい. しかし,著者の経験や著名人のことばなどをふんだんにとりこんで,説得力がある. プレゼンテーションの方法についても書かれているが,みじかい記述のなかに重要なポイントが説得力をもって書かれている. 研究者なら,かけだしでもベテランでも,読んで損はない内容だ.

評価: ★★★★☆

関連リンク: 研究者の仕事術@ [bk1]研究者の仕事術@Amazon.co.jp

つづく…

2010-02-03

40 代で銀行マンから大学院生になり大学講師になった著者の経験をつづっている. タイトルには 「銀行」,「企業」 というようなことばはないが,それが内容の半分を占めている. この本の読者のおおくは大学院生として,あるいは大学講師としての著者の経験から,いろいろな知識をえるだろう. しかし,おなじ本のなかに銀行の裏事情が書いてあっても,それはタイトルにも Web の内容紹介にも書いてないから,それを知りたいひとにはつたわらないだろう. ほんとうは 2 冊にわけて書いたほうがよかったのではないかとおもう.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 大学教員の道@ [bk1]大学教員の道@Amazon.co.jp

つづく…

2010-02-13

1 ページあたりの文字はおおいが,200 ページほどの本のなかに 33 人の科学者の研究や体験がつづられている. つっこみが不足しがちだが,それでも,ひとによってはそのなかにつよいメッセージをもりこむことに成功している. 科学者をめざすひとは,このなかから自分にフィットするメッセージをみつけるとよいだろう.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 科学者になる方法@ [bk1] 科学者になる方法@Amazon.co.jp

つづく…

2010-04-11

著者はソフトウェア開発で 「伸びない」 原因としてプライド,解決策偏重,正解はひとつ主義,受け身,階級闘争をあげている. 著者がそう書いているわけではないが,ひとことでいえば,かんがえかたが型にはまっていて自分でかんがえないことが原因ということだろう. ほかにもいろいろな面からの分析がなされている. そのなかには比較的常識的なものがおおいが,とくに興味ぶかい分析として 「ソフトウェア開発で幸せになれる人の特徴のひとつに,会社と仕事を別の実態として考える,ということがあります」 というのがある. 100% 賛同はできないが,参考になる点をおおくふくんでいる.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: ポスターセッションガイド@ [bk1] ポスターセッションガイド@Amazon.co.jp

つづく…

この本のなかに紹介されている科学者のなかに物理学者がおおいが,生物学者や化学者も登場する. 科学者が成功する理由としてあげられている 「先があまり見えない方が良い」,「頑固一徹」,「まわりに流されない」,「牛歩や道草をいとわない」 などの性質は,著者も書いているように科学者だけでなくビジネスにも通じている. ふしぎなことをみおとさずに追及する態度も共通にもとめられているとかんがえられる. だから,研究的な要素がある仕事をしているひとであれば,だれでもそれなにえるところがある本なのではないかとおもう.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 科学者という仕事@ [bk1] 科学者という仕事@Amazon.co.jp

つづく…

2010-06-11

「知的生産」 ということばをみると,いわゆる 「知的生産の技術」,つまりカードやファイル,パソコンなどのつかいかたを想像してしまう. しかし,この本は多数の本を執筆している著者が,それをうみだすためのオリジナルなアイディアをどうやってえているか,ツールのような外的なものより,こころがまえなどの内的な面を中心に書いている.

期待していた内容とはかなりちがっていたが,「知的生産」 の主役はツールではなくて人間なのだから,そこにフォーカスした本に 「知的生産」 をつけてもよいのだろう.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 知的生産のためのすごい!仕事術@ [bk1] 知的生産のためのすごい!仕事術@Amazon.co.jp

つづく…

2010-06-09

著者は,仕事の効率をあげるためにさまざまな 「テンプレート」 をつかうことをすすめている. Microsoft Office の文書のひながた (定型文書) をつくっておいて利用すれば効率があがるというのはわかりやすい. また,むかしからいわれている 5W2H の利用も 「テンプレート」 の一種だというのもわかる.

しかし,著者がすすめる 「テンプレート」 のなかには Office などにおけるショートカット・キーや tips (仕事のコツ) を書いたものなどは 「テンプレート」 ということばとはなじまない. 仕事の効率をあげる手段としては共通しているが,それを 「テンプレート」 としてひっくるめられると,かえってわかりにくくなるようにおもう.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: テンプレート仕事術@ [bk1] テンプレート仕事術@Amazon.co.jp

つづく…

著者は会社につとめつつ,それとはべつに本の執筆や講演などで収入をえているという. 会社の仕事はおろそかにはしていないが,仕事をてばやくかたづけて,「上司に 「尽くす」」 こと,たとえば反対意見をいわないことなどをすすめている.

仕事を手抜きすることをすすめているわけではないが,副業をうまくやるためには会社の仕事をギリギリがんばることはしないということだろう. ひとつのかんがえかただが,「反対意見をいわない」 ことなどに賛成する気にはならない.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 「会社の外」で稼ぐ術@ [bk1] 「会社の外」で稼ぐ術@Amazon.co.jp

つづく…

2010-06-25

いいところがいろいろあり一生懸命やっているのにうまくいかないような人を 「残念な人」 と呼んでいる. ちかごろ,こういうネガティブなタイトルをつけた本がおおい. 「失敗」 とか 「恥」 というのもそうだ.

たしかに,ひとの失敗からまなべることはすくなくない. しかし,そういう本からはあまり元気がもらえないのではないだろうか? この本にはそういう話題だけでなくて,成功しているアウディのディーラーの例なども書かれている. こういうタイトルをつけたほうが本が売れるのだとしたら,それこそ,憂えるべきことではないか?

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 残念な人の思考法@ [bk1] 残念な人の思考法@Amazon.co.jp

つづく…

2010-07-12

ネットでの自分の評判をたしかめ (エゴサーチ),それを向上させるための技術について書いている. ブログや Twitter やウェブサービスなどといった Web 上の手段をつかって,自分のブランドを向上させる. 著者は相当の努力をはらっているらしい.

その重要性はわかる. しかし,努力すればするだけ,過去の自分と現在の自分とのあいだのギャップをうめるのはむずかしくなってしまうのではないだろうか? Web からわかるのは過去からつみかさねてきたものすべてだ. そこが,すぐにかきかえられる履歴書とはちがうところだ. 現在をきわだたせる必要があるのではないか? もっとも,この本のなかにはこの疑問をとくヒントもあるようにはおもうが…

評価: ★★★☆☆

関連リンク: ネットがあれば履歴書はいらない@ [bk1] ネットがあれば履歴書はいらない@Amazon.co.jp

つづく…

2010-08-21

ブログを本にしているため,新書としてはかなり 「奇妙」 な文体だ. しかし,内容は科学者の日常をうまくとらえている. ツッコミは浅いが,科学者がぶつかる政治や特許,学会その他さまざまな話題がとりあげられている. とくに女性科学者特有の問題もとりあげられていて,科学者をめざす女性には参考になるだろう.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 科学者たちの奇妙な日常@ [bk1] 科学者たちの奇妙な日常@Amazon.co.jp

つづく…

2010-09-15

60 歳あるいは 65 歳になったらすっかり仕事をやめるのでなく,自営的に月 10 万円くらいをかせぐことをすすめている. そのためには定年までにかんがえ,準備しておく必要がある.

10 万円というとすくないように感じるが,会社でいわれた仕事だけこなしてきたひとにとっては,それだけかせぐのでもたいへんだということだろう. 無理をせずほどほどに仕事をしながら生きるというのがよいのかもしれない.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 定年までに考えておくこと@ [bk1] 定年までに考えておくこと@Amazon.co.jp

つづく…

2010-10-06

ネットをつかったセルフ・ブランディングに関する先駆的な本ということだ. しかし,いまではセルフ・ブランディングというかんがえかたが,すっかりひろまってしまったために,あまり新鮮味がない. 330 ページをこえる厚さの本だが,それほどの内容があるかどうかは疑問だ. アメリカでの就職活動に興味があるとか,特別な理由があればべつだが,ふつうの日本人にとっては冗長な部分がおおい.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: Me2.0@ [bk1] Me2.0@Amazon.co.jp

つづく…

2010-12-27

売らんがための,えげつないタイトルだという印象はぬぐえない. しかし,このタイトルはたとえば 「できる人,できない人」 にかえても,内容にあわなくなることはないだろう. 「稼ぐ人」 ではなくて 「稼げる人」,つまり,常に努力し向上しようとするひとをえがこうとしている. 本のなかのいたるところに 「稼げる人」 ということばがあらわれて鼻につくが,あまりこのことばにとらわれずに読んだほうがよい.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 稼げる人、稼げない人@ [bk1]稼げる人、稼げない人@Amazon.co.jp

つづく…

2011-01-19

この本は,技術の習得を怠って 「35 歳定年」 をむかえてしまうプログラマと,著者のようにずっと現役でありつづけられるプログラマとのちがいがどこにあるかをしめそうとしている. 思考力をきたえ,つねによみやすいコードを書くように努力し,積極的・継続低に学習するなどの点が指摘されている. 英語力をきたえることもふくまれているが,TOEIC 900 点が必要というのは,いいすぎだろう.

目標はたかいほうがよいだろうが,「現役続行」 するためにこれほどたかい技術的・能力的なハードルが必要だとはおもえない. その一方で,これからのプログラマにはアップル・ストアで当てるというような起業家的な能力も必要なのではないかとおもえるが,この本がめざしているのは従来的なプログラマやシステム・エンジニアをきわめることであり,そこに弱点があるようにおもえる.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: プログラマー現役続行@ [bk1]プログラマー現役続行@Amazon.co.jp

つづく…

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