Web 2.0 の弱点 = 集中所有型システムの問題点
Web 2.0 ということばが本来もつ意味をかんがえれば,それが集中型のシステムによって実現されるべき必然性はない. しかし,そもそも Web (1.0) そのものが原理的には集中型であり,Web 2.0 の代表としてあげられる Wikipedia (ウィキペディア), Google (グーグル), Amazon (アマゾン), 各種の SNS など,いずれをとっても特定の企業によって運営されている. その企業がたちゆかなくなったとき,おおくのひとの努力をあつめた Web 2.0 サイトは存亡の危機にたたされる. SNS に関しては実際に,突然,サイトが閉鎖されるということがおこっている.