危機感は理解できるがここには解はない !? ― ジャン・ノエル・ジャンヌネー 著 「Google との闘い ― 文化の多様性を守るために」
著者は 「Google = アメリカ」 とみなし,それに対抗しうるヨーロッパの検索エンジンや図書データベースなどをつくることを主張している (アジアやアフリカはどうなるのだ?!). しかし,そこには Google に対抗しうるあたらしいものがあるようにはみえない.
Google によって文化の多様性がうしなわれることへの危機感は理解できる. しかし,Google とのちがいをもっと明確にしなければ,対抗するものをつくったとしても多様性はえられないだろうし,したがって成功しないだろう.
評価: ★★☆☆☆
関連リンク:
Google との闘い@
,Google との闘い@Amazon.co.jp
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