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2011-01 アーカイブ

2011-01-09

戦争

NHK の 「日本人はなぜ戦争へと向かったのか」 第 1 回をみた. これを政府要人や民主党議員にみてほしいとおもう. なぜか? それは,政府内がバラバラだったことが外国の不信をまねき,それが戦争への道につながったという主張をしているからだ. 政府内・党内がバラバラであること,それが現在の民主党政権の現状であり,日本の危機を助長している.

つづく…

2011-01-08

知的生産とリテラシー

「アナログ」 と 「ディジタル」 ということばは本来の意味からはずれて,さまざまな意味でつかわれる. この本では 「ディジタル」 はほとんどウェブやインターネットと同義であるようにみえる. それに対して実世界や紙つまり雑誌,新聞,本などは 「アナログ」 だ.

著者が指摘している 「ディジタル」 情報の問題のひとつは,それがたいてい 2 次情報だということだ. 著者は 1 次情報の重要性を強調しているが,それは 「アナログ」 であることがおおい.

それに,「ディジタル」 の問題のひとつは視野狭窄しやすいことなのだろう. Web で検索するとヒットしないものはまったく目にとまらない. 電車の車内広告や,新聞の紙面のはしにある記事や,ほしい本とは直接関係がない読書案内など,周辺的な情報がはいりやすいのは 「アナログ」 だ.

こういう論旨からすると 「アナログ」 と 「ディジタル」 ということばが最適だとはおもえないが,内容には共感することができる.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: アナログ主義の情報術@ [bk1]アナログ主義の情報術@Amazon.co.jp

つづく…

Web とインターネット, Web とインターネット, メディア・アート・イベント・エンターテイメント

この本の内容は 2002 年にはだいたいできていたというが,出版されたのは 2009 年だ. 最近の変化はとりいれられていない. 30 年前をかんがえてみれば,30 年後のメディアのかたちを予測するのがどれだけ困難かがわかるが,著者はあえてタイトルに 「2030 年」 をいれている.

著者がとらえているのはおもに,大型コンピュータからパソコンへというような,「集中」 から 「自律・分散」 へのながれだ. グーグルやアマゾンにはふれているが,それらがもたらした,ある意味での分散から集中への逆行にはふれていない. 著者にとっては 1 人 1 人にとって最適なサービスが提供される (つまり,マス・カスタマイゼーション) ことであり,サービス提供者が寡占的かどうかが問題ではないのだろう. しかし,それならもうすこし説明をくわえてもらわないと,うまく理解することができない.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 2030年 メディアのかたち@ [bk1]2030年 メディアのかたち@Amazon.co.jp

つづく…

音楽評

アメリカの現代作曲家ジョン・アダムズ (John Adams) が 2000 年ごろに作曲したオペラ 「エル・ニーニョ (El Niño)」 の DVD をきいた. だいぶまえに買ったまま,きいていなかったものであり,現在ではやや入手しにくくなっているようだ. しかし,2011 年現在,Amazon.com では入手可能である

つづく…

2011-01-07

メディア・アート・イベント・エンターテイメント

巻末に解説を書いている東浩紀によれば,この本は先駆的なオタク分析だという. マンガやアニメだけでなく,オタクへのインタビューやアウトサイダー・アーティストのヘンリー・ダーガーの紹介など,さまざまな内容をふくんでいる. ヘンリー・ダーガーをとりあげているのは彼をオタク文化の先駆者ととらえているからだ. 東も書いているように,この本は,こうしたさまざまな十分には整理されていない内容をふくんでいるがゆえに読者に対してさまざまな可能性をひらいていて,おもしろいということができる.

評価: ★★★★☆

関連リンク: 戦闘美少女の精神分析@ [bk1]戦闘美少女の精神分析@Amazon.co.jp

つづく…

政治・法律・憲法

「著作権の世紀」 というタイトルからは 20 世紀のことだけを書いているような印象をうけるが,実際は 21 世紀にはいってからのクリエイティブ・コモンズや 「グーグル・ブック検索」 に関する訴訟と和解などについてが半分以上のウェイトをしめている. これらは著作権に挑戦するこころみのようにみえるが,著者によればクリエイティブ・コモンズは 「著作権を前提にしてその条件を一部緩和したいときに有効なモデル」 だという. 現代におけるこういう意味での著作権に関する諸問題を理解するのに最適な一冊といえるだろう.

評価: ★★★★☆

関連リンク: 著作権の世紀@ [bk1]著作権の世紀@Amazon.co.jp

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2011-01-06

インタフェース,アメニティとデザイン

母のためにソフトバンクの 「かんたん携帯」 840Z を買った. これを選択した理由はいくつかあるのだが,それほど普通のケータイとおおきな差があるとかんがえていたわけではない. 実際,母にわたしてみると,つかい勝手はけっしてよくないことがわかった. 機種固有の問題もあるが,つかいやすくするためには通常の携帯電話のインターフェースからはおおきくかえる必要があるだろう. スマートフォンが普及しつつある現在が,そのチャンスなのではないだろうか?

つづく…

2011-01-01

住宅・設備, 環境・エネルギー

冬になるとわが家の浴室と脱衣室はけっこうさむかった. これをどうやって暖房するかが,ずっと,うまく解決されていない課題だった. これまではファン・ヒーターを設置してきたが,1 kW 程度のヒーターでは十分にはあたためられないし,けしわすれると電気代がハネあがって,エコでないという問題があった. 浴室暖房のためには 「暖房乾燥機」 というものがあるが,これが解になりえないのは,ほとんどあきらかだ.

それに対して,まだ最終的な解になるかどうかはわからないが,脱衣室にエアコンをつけることで解決をはかってみた.

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Web とインターネット, ソーシャル・ウェブとネットでのコラボレーション

この本はいわゆる Web 2.0 のしくみ,つまり,おおくのひと (= 群衆,クラウド) がネットを通じて協力して,ソフトウェアや百科事典や研究成果などをつくりあげていくしくみについて書いている. おおくの例はすでにおなじみのものだが,そのなかで著者がかかわってきた 「カレント」 というサイトでのできごとについては,ひとびとが協力するためのしくみをどうやってつくったかがかなり詳細にえがかれていて,興味ぶかい.

また,ほんとうに 「協力」 しているのかどうかわからないが,アメリカの 10 代の少年少女の半数以上が Web 上のマルチメディア・ストーリーをふくむコンテンツをせっせとつくっているという話も書かれている. 日本でも携帯電話が少年少女をつないでいるが,Web にくらべると貧弱におもえる. このちがいが将来どういう差になってあらわれるのか,いささか不安だ.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: クラウドソーシング@ [bk1]クラウドソーシング@Amazon.co.jp

つづく…

教養・教育と学習

「理系脳」 ということばからは,それが 「文系脳」 とはちがうという印象をあたえる. この本ではたしかに 「理系脳」 とはなにかということは書いてあるのだが,「文系脳」 については書いてないから,なぜそれが 「理系脳」 とよばれるのかが書いてない. 実際,著者はその能力が弁護士など,文系の仕事にも必要だと書いている. 理系にも文系にも必要な能力を 「理系脳」 とよぶのはおかしい.

評価: ★★☆☆☆

関連リンク: 理系脳@ [bk1]理系脳@Amazon.co.jp

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2011-01-22

海外旅行・出張

出張で St. Maarten (シント・マーテン,セント・マーティン) にいく途中,熱くてのめなかったものが 2 つあった. まず,成田空港では中華料理屋でラーメン風のものを注文した. 十分に時間がなかったので,これが hot で (熱くて) hot で (辛くて),のみほせなかった. ラーメンの汁はのこすひとがおおいが,私は基本的にはのこさないことにしている.

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コンピュータ館

最近買った MacBook Air を海外出張にもっていった. ダラスへの飛行機のなかでこの文章を書いている (ただし,ブログに入力したのはもっとあとだ). 学会発表なので会社のパソコンはもっていっているのだが,そこに個人の情報がまざるとまずい (こっそり設定するとしても,環境を共存させたり,あとでけしたりするのはめんどうな) ので,個人情報のアクセスには MacBook をつかうことにした. これなら,メイルもあらかじめ設定しているので,てまがかからない. この最新型の MacBook は,SSD (半導体ディスク) をつかっていることもあって,起動もとてもはやい.

つづく…

海外旅行・出張

これまでユナイテッド航空のマイレージをつづけてきた. そのマイレージでハワイやシンガポールにいってきた. しかし,最近は海外にいくチャンスがへり,マイレージは底をついてしまった. そこで,ほかの航空会社をためしてみることにした. オランダ領の St. Maarten (シント・マーテン,セント・マーティン) に出張することになったが,アメリカン航空の便が比較的便利であることがわかった. そこで,マイレージもこころみることにした.

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海外旅行・出張, 観光・旅行・出張

最近開業したばかりの新スカイライナーに乗った. 日暮里から空港第二ビルまで 36 分である. これまでつかったことがなかった北総鉄道にも興味があったが,この時間短縮の目的のひとつがルート検索エンジン (乗り換え案内) 対策らしいことがわかって,それもおもしろかった.

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2011-01-20

DIY (日曜大工) とものづくり, コンピュータ館

最近は PC 部品がやすくなったので,Windows 用でも Linux 用でも,特定の OS だけを使用するように,すなわち専用にしている. しかし,もっと CPU やマザーボードが高価だったときには,ディスクだけいれかえて,いろいろな OS を 1 台のマシンにのせて,つかってきた. このほうがハードディスクのパーティションをわけるよりはインストールしやすいからだ. そういうときに重宝してきたのが,DataBridge というなまえのハードディスク・ラックだ. これを PC にとりつけておくと,前面からたんたんにハードディスクをいれかえることができ,しかも,安価だった.

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コンピュータ館

Celeron というなまえが Pentium 4 アーキテクチャの CPU にはじめてつかわれるようになったころ, 1.7 GHz の Celeron を買ってきてくみたてたマシンのコンデンサーが破裂して,ついにつかえなくなった. GA-8ILMT4 というマザーボードをつかって,2002 年ごろにくみたてたマシンだ.

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Web とインターネット, 電子図書館・電子書籍

Kindle や iPad につづいて日本でも Galapagos や Sony Reader が登場してきたが,著者は事情通としてそれらの裏をさぐる. この本にはいろいろ知らなかったことをおしえてはもらった. しかし,エピソードをつらねているだけで,それらをつないでストーリーがみえるようにするところまではいっていない. それは読者にあたえられた課題なのだろう.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 電子書籍革命の真実@ [bk1]電子書籍革命の真実@Amazon.co.jp

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2011-01-19

仕事と起業, 情報学・計算・プログラミング, 情報学・計算・プログラミング

この本は,技術の習得を怠って 「35 歳定年」 をむかえてしまうプログラマと,著者のようにずっと現役でありつづけられるプログラマとのちがいがどこにあるかをしめそうとしている. 思考力をきたえ,つねによみやすいコードを書くように努力し,積極的・継続低に学習するなどの点が指摘されている. 英語力をきたえることもふくまれているが,TOEIC 900 点が必要というのは,いいすぎだろう.

目標はたかいほうがよいだろうが,「現役続行」 するためにこれほどたかい技術的・能力的なハードルが必要だとはおもえない. その一方で,これからのプログラマにはアップル・ストアで当てるというような起業家的な能力も必要なのではないかとおもえるが,この本がめざしているのは従来的なプログラマやシステム・エンジニアをきわめることであり,そこに弱点があるようにおもえる.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: プログラマー現役続行@ [bk1]プログラマー現役続行@Amazon.co.jp

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2011-01-17

政治・法律・憲法

このタイトルには違和感を感じる. 「視点をずらす」 というよりは,KY をおそれず,自分の思考や感じ方に忠実に行動してきた著者が書いてきた短文をあつめた本である. 雑多な内容だが,著者の憲法や天皇,オウム真理教などに対する 「世間」 とはちがう著者のかんがえや生き方から,まなべる点があるだろう.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 視点をずらす思考術@ [bk1]視点をずらす思考術@Amazon.co.jp

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2011-01-15

Web とインターネット, 電子図書館・電子書籍

iPad をタイトルにふくむ本はやまほどあるが,この本はガラパゴスなど,iPad 以外の 「電子書籍リーダー」 にも配慮している. まだ iPad 以外は未知の点がおおい現在では iPad 中心にならざるをえないが,アンドロイドやキンドルでの操作もあつかわれている. ウィンドウなどの図版を多用してわかりやすくしようとしているようだが,200 ページにみたないうすい本であり,図版はちいさくて,見づらい. 1 冊でひととおりのことを知りたいひとにはよい本だろう.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 2030年 メディアのかたち@ [bk1]2030年 メディアのかたち@Amazon.co.jp

つづく…

メディア・アート・イベント・エンターテイメント, 知的生産とリテラシー

本の判型から装丁,校正,活字とフォントなど,はばひろく,「なつかしい」 話題にふれている. だが,電子化されるであろう本の未来をかんがえればもちろん,現在をかんがえても,もう本づくりの中心からはずれてしまった話題がおおい. 編集者の仕事としては著者との共同作業など,もっと内容にかかわる部分がまずあたまにうかぶが,そういう部分についての記述はすくない. 本の物理的な部分にも興味はあるが,すこし期待はずれだった.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 編集者の仕事@ [bk1]編集者の仕事@Amazon.co.jp

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メディア・アート・イベント・エンターテイメント

タイトルからは,これまでにないあたらしいメディアの登場について書いているような印象をうける. 「プロローグ」 にもグーグルが登場し,「その次」 を予感させる. ところが,著者は新聞やテレビなどの従来のメディアの現状から未来をなぞり,政府の政策をなぞる. これがメディアの未来だとしたら,あまりに退屈ではないか?!

評価: ★★☆☆☆

関連リンク: 次に来るメディアは何か@ [bk1]次に来るメディアは何か@Amazon.co.jp

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Web とインターネット, Web とインターネット, 産業・ビジネス, 社会・経済

「もっとも強力なマーケティング手法のひとつ」 つまり 「あるものをタダであげることで,別のものの需要をつくりだす」 のが 「フリー」 である. それは 19 世紀のおわりに誕生し,デジタル・メディアの登場でひろがった. Microsoft 対 Linux,Yahoo 対 Google など,この本ではさまざまな具体例をあげて,なぜタダにしてももうかるのかを説明している. この本のなかには 10 数個のかこみ記事があり,そこでさらにおおくの具体例をとりあげている. これらを読んでいくことで,読者も具体的な戦略をみつけることができるかもしれない.

評価: ★★★★☆

関連リンク: FREE@ [bk1]FREE@Amazon.co.jp

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2011-01-10

オペレーティング・システム

自宅に Fedora 13 のマシンが 2 台あるが,このうちの 1 台で,メニューバーの “Network Connections” から IP アドレスを手動で何度設定しても反映されずにこまった. もう 1 台は問題がない. いろいろしらべたあげく,問題がおこった 1 台は 64 bit 版であり,もう 1 台の 32 bit 版とはちがって IPv4 設定のウィンドウに “Require IPv4 addressing for this connection to complete” というチェック項目があり,これがチェックされていることが原因らしいことがわかった.

つづく…

2011-01-25

海外旅行・出張

St. Maarten (シント・マーテン,セント・マーティン) には 2 つの国際空港があるが,オランダ領にあるのがプリンセス・ジュリアナ空港 (Princess Juliana Airport) である. この空港にボーイング 737 でおりたったのだが,ここでは小型機もよく発着する. 大型機は滑走路の東端から進入するのだが,小型機は西端からはいることがおおいようである.

つづく…

海外旅行・出張

カリブ海のちいさな島 St. Maarten (セント・マーティン,シント・マーテン) に学会発表のためにきている. この島の最大のまちは Philipsburg (フィリップスバーグ) という. 「St. Maarten での峠をこえての徒歩旅行」 に書いたように,そこに徒歩で旅行してきた. 日程の関係でいくのは日曜日しかなかったが,日曜日には店はほとんどしまっている. 最悪の日だったのだろうが,しかたがない.

つづく…

海外旅行・出張

カリブ海のちいさな島 St. Maarten (セント・マーティン,シント・マーテン) に学会のためにきている. 日本からはなれた場所なので,それほど日本からの発表がおおいわけではない. しかし,会場では日本人がめだつようにおもう.日本人はまじめに出席しているからだろうか?

つづく…

海外旅行・出張

日本では大量に水をのめば,トイレにいく回数がふえる. ところが,いく場所にもよるのだろうが,なぜか海外旅行しているときは,水をのんでも,のんでも,まだのどがかわくし,トイレにもいかない.

つづく…

海外旅行・出張

カリブ海のちいさな島 St. Maarten (セント・マーティン,シント・マーテン) に学会発表のためにきている. St. Maarten では,スクールバスと貸切バスをのぞけば,ふつうの車体のバスははいっていない. しかし,さまざまなかたち,さまざまな色のマイクロバスが公共交通として,はしっている. タクシーもほぼおなじ車体をつかっている. タクシーは日本と同様に,車体のうえなどに TAXI とかかれつけているからすぐわかる (わかりにくいものもあるが…). しかし,パスには車体に特徴がない. フロント・ガラスの下部にいきさきが書いてあるので,それをよくみて,バスであること,自分のいきさきにあっているかどうかを判断しなければならない.

つづく…

iPhone, 海外旅行・出張

日本からでて iPhone の電源をいれたままもちあるいていると,いろいろなキャリアにつながる.アメリカでは AT&T がメジャーだが,現在ではほかにもいろいろなキャリアがある.iPhone はそういうキャリアに勝手につなげてくれる.ソフトバンクからは, きをつけないと高額なパケット料金を請求させるという警告が SMS でとどく (そのメッセージじたいは無料だという) のだが,さて,どうやって電源をいれたままキャリアにつながるのを禁止したらよいのかがわからない.

つづく…

海外旅行・出張

カリブ海のちいさな島 St. Maarten (セント・マーティン,シント・マーテン) に学会発表のためにきている. ホテルにつくとすぐにしたくなることのひとつは,インターネットへの接続である. とまったホテルでは自由に有線 LAN をつかうことができた. 学会会場のホテルで提供しているインターネット接続は 5 分で 5 ドルという高価なものなのでとてもつかう気がしないが,学会はよりかぎられた場所だがパスワードなしの無線 LAN を提供していた. それをつかって iPhone と Skype とで妻やこどもと会話もしてみた.

つづく…

2011-01-24

海外旅行・出張

東京にも以前は勝鬨橋 (かちどきばし) という可動橋があった. ふねをとおすときには道路がわれてもちあがり,中央をふねがとおることができるようになる. しかし,日本では現在では橋のたかさをあげて,ふねがとおれるようにした橋がおおく,可動橋はみかけなくなった. だが,St. Maarten でちいさな可動橋をみた.

つづく…

海外旅行・出張

カリブ海のちいさな島 St. Maarten (セント・マーティン,シント・マーテン) に学会発表のためにきている. 海外出張などの際にはよく徒歩旅行をこころみているのだが,ここでもそれをこころみてみた. 日本からいくひとがすくない島であり,あまり情報をえていないので,どこにいくべきかもよくわからないのだが,PhilipsBurg というまちが繁華街のようなので,そこをめざしてみることにした.

つづく…

2011-01-22

Web とインターネット

ネットワーク社会の未来についての本のなかには,あまり跳んでない,つまり現在の延長上のことだけ書いた本がおおいようにおもうが,この本は HMD (ヘッド・マウント・ディスプレイ) や脳波による制御までも視野にいれている. 監視社会にからんでパノプティコンの話も登場し,ライフログも登場する. 「いずれ 「コンピュータ」 はなくなるだろう」 という記述は,ユビキタス・コンピューティングからきているのだろう. しかし,これらの元情報がなんなのか,だれがいったことなのかは書いてない. もうすこし内容も出所もはっきり書くことが,この本の価値をたかめることにもなっただろう.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: ポスト・モバイル@ [bk1]ポスト・モバイル@Amazon.co.jp

つづく…

iPhone, コンピュータ館, プロトコルとネットワーク

Windows マシンとともに MacBook Air を海外出張にもってきたので,インターネットにつないだ Windows マシン経由で MacBook もインターネットにつなごうとしたが,うまくいかない. Windows 側で設定して,あとから iPhone や Mac をつなぎこもうとしても,無線が認識できない. 順序を逆にしてみてもおなじだ. Web でみると iPhone がうまくつなげた話が書いてあるのだが,そこには iPhone 側の設定は書いてなかった. Windows XP のほうは版がちがうようだが,ほぼおなじ設定をしているのにつながらない.

つづく…

海外旅行・出張

アメリカ人にとってはめずらしくないかもしれないが,たまにしかアメリカの上空をとばない私にとっては,飛行機の窓からみえるアメリカの地形はとてもおもしろい. 様々な地形が,おもに雨によってかたちづくられている.川,谷,湖,海岸などだ. もちろん,雨だけでなく,造山運動によってつくられた山もある.まっすぐながれる川はそれほどおもしろいものではないが,まがりくねった川がおおい. 湖も複雑なかたちをしている. よく正体のわからない地形や建造物もみえる.

つづく…

教養・教育と学習, 社会・経済

ダラスで機内にコーヒーをもちこんで失敗した. こんなことは日本でもおこりうるだろうが,ふと,アメリカと日本との (社会での教育上の (?!)) ちがいに,おもいいたった.

つづく…

2011-01-27

海外旅行・出張

日本ではサンドイッチ屋にはいることはほとんどない. McDonald's (マクドナルド) にせよ,Subway (サブウェイ) にしろ,そうだ. しかし,海外出張や海外旅行の際には,マクドナルドをよくつかってきた. しかし,Subway があるなら,McDonald's よりそのほうがいい.

つづく…

インタフェース,アメニティとデザイン

iPhone ではマルチタッチ機能がとても便利だ. とくに,しばしばつかう拡大や縮小の際にピンチングができなかったら,どれだけ不便だろうとおもう. ところが,MacBook Air でマルチタッチ機能をつかってみると,むしろつかいにくいという印象がのこる.

つづく…

コンピュータ館

Windows でメイルをよむときに便利につかってきた,つぎの未開封メイルをひらくボタンが,Macintosh ではみあたらない. どうしたものだろう.

つづく…

海外旅行・出張

St. Maarten (セント・マーティン,シント・マーテン) での学会がひらかれたホテル (Sonesta Maho Beach Resort Hotel and Casino) のちかくにはゴルフコースがある. 池 (Mullet Bay Pond) があり,ヤシや他の木がはえていて,けしきはよいが,周辺にはアパートメントの廃墟が多数あり,カジノの廃墟もある.

つづく…

2011-01-26

海外旅行・出張

海外出張や海外旅行旅行のあいだにはいろいろな経験をする. ホテルでなかなか湯がでないということはこれまでにもあったが,今回は水すらでなくなった. St. Maarten (シント・マーテン,セント・マーティン) のホテルで,朝はやくシャワーをあびようとしたが,湯がでない. 水すらもでなくなった. これはなにかトラブルがあったにちがいない. 外からきこえていた騒音が数時間前にぴたりととまったことと関係しているかもしれない.

つづく…

海外旅行・出張

海外出張や海外旅行の際にかつてはかなりの現金をもっていくことがあった. いまでは多量の現金をもつのは危険だから,やめたほうがよいだろう. むかしはトラベラーズ・チェックなどというものをつかったこともあるが,いまはそんなものをつかう必要はない.

つづく…

海外旅行・出張

数日間以上の海外出張や海外旅行したさきで,スーパーマーケットがあれば,たいていそこで水や食料を買うことにしている. St. Maarten (シント・マーテン,セント・マーティン) に出張でいった今回もさいわい,ホテルからそこそこの距離にあったので,そこに何回かいっている.

つづく…

知的生産とリテラシー

もののかんがえかたや学習のしかたなどについての 1970 年代くらいに書かれた短文をまとめた本だ. 最近の本がおおかれ,すくなかれ,教養主義が死滅し情報資本主義的なかんがえかたに毒されているのに対して,この本はそれ以前のもっとナイーブな思考や教養主義にもとづいていて,かんがえさせられることがいろいろある. しかし,すでに 「このごろどこでも会議というものがやたらにある」 というように,現代病があたまをもたげている. もういちど,こういう時代からただしい方向にすすんできたのか,それともまちがった方向にきてしまったのか,こういう本を読んでかんがえなおしてみてはどうだろうか?

評価: ★★★★☆

関連リンク: 知的創造のヒント@ [bk1]知的創造のヒント@Amazon.co.jp

つづく…

PowerPoint, インテリア・家具・機器の博物館, 情報通信博物館

カリブ海のちいさな島 St. Maarten (セント・マーティン,シント・マーテン) での学会では,PowerPoint がおもうようにつかえなくて,時間をとられているひとがおおかった. そのおもな理由はふたつある. 第 1 はどの会場でもつかわれていたプロジェクタだ. 第 2 は Microsoft (マイクロソフト) の OS とアプリケーションだ.

つづく…

2011-01-25

Web とインターネット, Web 検索とその応用

「リアルタイムウェブ」 というタイトルであり,実際にそれを紹介し,それが将来の方向だとさししめしている. しかし,著者がほんとうに書きたかったのは,ポスト・グーグルの Web はどうなるかということだったのではないか. リアルタイムウェブはそれに関するひとつのながれだが,すべてではないだろう.

これまでの Web つまり Web 2.0 というキーワードにかわるものとして,著者はクラウド・コンピューティングとソーシャル・メディアとをあげている. これらはかならずしもリアルタイムのものではない. リアルタイムと直接関係はないが将来の方向として重要なことが,この本にはほかにもいろいろ,ふくまれている.

そのことじたいは評価するべきだが,「リアルタイムウェブ」 というタイトルがあたえられたことで,それらに注目があつまりにくくなっていることに対しては,すこし減点が必要だろう.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: リアルタイムウェブ@ [bk1]リアルタイムウェブ@Amazon.co.jp

つづく…

産業・ビジネス, 社会・経済

2007 年に出版されたネットの本をいまさら読んだ. 当時はブログが話題の中心だった. 現在は事情がかわってしまった部分がおおいが,いまでもブログをかきつづけている私にとっては参考になる点が多々あった. 最近は 「炎上」 の話もあまりきかないが,炎上を解決するにはブログを閉鎖したりするのでなく真摯な姿勢が重要だという指摘は納得がいく. また,炎上しているときはふだんより注目されているからチャンスだという指摘ももっともだ. ブログの歴史もこれまで読んだ本にはあまり書いてなかったようにおもう.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: クチコミの技術@ [bk1]クチコミの技術@Amazon.co.jp

つづく…

メディア・アート・イベント・エンターテイメント, 音楽評

最近,オペラの DVD をいくつか買ったこともあり,「つんどく 」していた音楽関係の本のなかから,この 1 冊をひろいだした. モンテベルディからショスタコービッチまで,70 ちかいオペラ作品の DVD や CD が紹介されている. 最近の本だけあって紹介されたメディアの半数は DVD であることが,ありがたい.DVD であれば歌手や舞台がみられるだけでなく,字幕がみられることがおおきい. ただし,字幕がないものや日本語がないものも紹介されているようだ.

バロック時代からとりあげられてはいるが,モンテベルディにしても,解説はみじかく,それらの文章はあまり魅力的でない. それとくらべると,ベルディなど,近代イタリア・オペラの紹介には熱がはいっていて,買いたくなる.

ショスタコービッチまでとりあげてはいるが,プッチーニよりあとのオペラはすくない. ベルクについてもヴォツェックはとりあげているが,ルルはとりあげていない. 日本の作曲家もいろいろオペラを書いているが,それもとりあげていない. 新書としてはすでに 300 ページもあって,これ以上ふやせないのだろうが,もっとあたらしい作品もとりあげてほしかったとおもう.

モーツァルトについてもみじかい解説がおおいが,アーノンクールの演奏をつよくすすめている. 半世紀くらいまえの演奏もすくなからずとりあげられているが,モーツァルトだけでなく,このようなあたらしい演奏をおおくとりあげている. あとがきには,いま,あたらしい演出への変化がおこりつつあり,それを紹介することが目的のひとつだったように書かれている. ふだんはあまりオペラに親しんでいない私にとっては,オペラの現在を知るうえで,とてもよかった.

評価: ★★★★☆

関連リンク: オペラの名盤@ [bk1]オペラの名盤@Amazon.co.jp

つづく…

海外旅行・出張

カリブ海のちいさな島 St. Maarten (セント・マーティン,シント・マーテン) に学会発表のためにきている. ここでなにをみやげとして買っていったらよいだろう. この島にかぎると,さとうきびを原料としてラム酒はつくられているようだが,ほかにはほとんどなにもないといってもよいようだ. Google などでしらべると,ラム酒のほかにはタバコ (Cuban Cigar) が代表的なようだ. タバコにしろラム酒にしろ,あまり現代ではおすすめのみやげものとはいえないだろう. こまったことだ.

つづく…

2011-01-30

メディア・アート・イベント・エンターテイメント

著者はその父がたてたこまばアゴラ劇場の億単位の借金を 23 歳のときに背負って出発したという. そういう著者は芸術と市場経済とのかかわりにもするどい感覚をもっているようだ, 著者は桜美林大学でおしえているが,「学内の演劇の公演は基本的にすべて有料で上演するように指導している」 という. どうすればチケットが売れるかをかんがえるのが重要だからだ.

著者はまた,演劇をはじめとする芸術の公共性を論じている. アメリカでは荒廃した地方都市の再生・再開発に芸術がつかわれて成功した例があるというとこから,日本でも中心街がシャッター通りとなり画一的な 「郊外」 でかこまれた地方都市において芸術がやくわりをはたすのではないかとかんがえている. そこでは,公共的な支援とともに,市民の参加が重要になる.

この本が出版されてから 10 年ちかくになるが,そのあいだに日本各地でビエンナーレ,トリエンナーレなどというもよおしがひらかれるようになった. それらは演劇とのかかわりはうすいだろうが,著者がかんがえていた芸術による地方の振興や市民参加を実現しているといえるだろう. 著者がのこしたするどいメッセージを,このようなこころみのなかに,さらにいかしていけるようにおもえる.

評価: ★★★★★

関連リンク: 芸術立国論@ [bk1]芸術立国論@Amazon.co.jp

つづく…

海外旅行・出張

海外旅行でも数日なら,ちいさなカバンひとつですむ. しかし,1 週間ほどにもなると,ちいさなカバンでははいりきらない. ぎっしりつめていくと,おみやげがはいらずに,こまる. だから,どこで買ったかはわすれたが,旅行先で買った 25 x 25 x 50 cm くらいのビニール (?) のかばんを重宝している.

つづく…

海外旅行・出張

アメリカンはほとんどボーイングをつかっているようだ. 今回一番おおくのったのが 737 だが,ほかに 777,767,757 にのった.

つづく…

海外旅行・出張

学会がはじまるまえに名札や論文集の CD-ROM をうけとるが,そのときに Kanada が国名だとおもわれてしまった. それがなまえだとわかって,おもわぬところで,うけてしまった.

つづく…

海外旅行・出張

St. Maarten からのかえりにとまったマイアミの Airport Regency Hotel でうけた印象,とくに石鹸のおおきさについて書く.

つづく…

St. Maarten は完全にアメリカナイズされている. ここでは,くるまがなければくらすのは困難だ. 距離があるのでくるまでないとつらいということもあるが,歩行者への配慮がない道がおおい.

つづく…

海外旅行・出張

アメリカの空港で PC をつかっていると,よくインターネットに接続できるかどうかきかれようにおもう. といっても,まだ 2 回だけなのだが…

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海外旅行・出張

St. Maarten (セント・マーティン,シント・マーテン) でとまったホテルのちかくの銀行でシャッシングしようとしても成功しなかった. つかえる銀行はあるはずだが,それがなかなかわからなかった. クレジット・カードをつかってスーパーマーケットで買いものをするとレシートとあわせてクレジット・カードのスリップをくれるが,そこに “ただしい” 銀行のなまえがあった.

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2011-01-28

海外旅行・出張

カリブ海のちいさな島 St. Maarten (セント・マーティン,シント・マーテン) に学会発表のためにきている. ここでもインフルエンザがはやっているという. 学会主催者は,よく手をあらうようにと,くどいくらいいっていた. 東京ほどひとがあつまる場所がないので,感染の危険もすくないだろう. しかし,もちろん注意したほうがよいことはまちがいない.

海外旅行・出張

カリブ海の島 St. Maarten (セント・マーティン,シント・マーテン) にきている. まちにはところどころに中華料理屋がある. しかし,みたところ,どこも閑散としている. 欧米からくる観光客には不人気ということだろう.

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2011-01-30

散歩・まちあるき, 海外旅行・出張

カリブ海のちいさな島 St. Maarten (セント・マーティン,シント・マーテン) に学会発表のためにきた. そこで経験したことを項目にわけて書いた. この項目はそれらのまとめだ.

つづく…

インタフェース,アメニティとデザイン, 海外旅行・出張

新スカイライナーの券売機がつかえないということは別項で書いた. それにくらべるとだいぶましだが,やはり私にはなかなかつかいかたがわからなかったのが,アメリカン航空の自動チェックイン機だ.

つづく…

インタフェース,アメニティとデザイン, 海外旅行・出張

これまで,京成にのるにも JR にのるにも,だいたい自動券売機で買っていた. しかし,新スカイライナーの自動券売機はつかえるしろものでないことがわかった.

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政治・法律・憲法

これまで日本は西洋化し,都市化と地方の過疎化とが進行してきた. 著者によれば,このながれをかえるのは都市の 「農村化」 だという. 都市における自然を重視し,日本全体を野の洲 (くに.関東平野),森の洲 (北部),山の洲 (中部),海の洲 (南部) に再編することを提案している.

著者が書いているように,都市の自然環境の整備はすでにすすんできている. 日本を 4 分割するのが妥当化どうかはわからないが,この提案は道州制にちかいものだということができるだろう. 首都は国会で議論したように那須におけばよいという. したがって,それほど独自性のつよい案というわけではない.

この本の文章はいくつかの文章をあつめたものであり,重複している部分がおおいのが難点である. むしろ,ここに書かなかったエピソードのほうがおもしろい.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 「美の国」日本をつくる@ [bk1]「美の国」日本をつくる@Amazon.co.jp

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