カリブ海のちいさな島 St. Maarten (セント・マーティン,シント・マーテン) に学会発表のためにきている. この島の最大のまちは Philipsburg (フィリップスバーグ) という. 「St. Maarten での峠をこえての徒歩旅行」 に書いたように,そこに徒歩で旅行してきた. 日程の関係でいくのは日曜日しかなかったが,日曜日には店はほとんどしまっている. 最悪の日だったのだろうが,しかたがない.
この島では日曜日は安息日なのだろう. とまっていたホテルは Travel Inn (トラベル・イン) というが,そのまわりにもちいさな教会がたくさんあり,日曜日はひとはまばらだ. みなが教会にいっているわけではないだろうが,いかないひとは自宅でやすんでいるにちがいない.
みせがしまっているから,観光客もすくない. なかには海にはいっているひともいるが,ひとりだけだった. ひるすぎにここについて,あいているかぎられたレストランをえらんだ. おもてにメニューをだしていないのでどうしようかとおもったが,まちのなかほどにある中華料理屋にはいった. 海鮮のはいったものはたかいが,それ以外はだいたい 10 ドル以下だ. 最初はそば類をかんがえた. しかし,値段をみると mixed meat (いろいろな肉.シーフードもまざっていた) のはいったやきそばが 15 ドルくらいなのに,チャーハンは 8 ドルだ. 8 ドルなら量もおおくないだろうとかんがえた.
味はそこそこだったが,予想より量はおおかった. 日本なら 2 人ぶんにちかいだろう. ナイフとフォークがでてきたのには,すこしまいった. ナイフをどうつかえというのか? こんなパラパラしたものをナイフでフォークの背にのせてたべろというのだろうか. ともかく,フォークだけでたべた,
みやげもの屋はあいているが,服や装飾品がおおい. あまり適切とおもえなかったので,買わなかった.
Philipsburg の南側は海岸であり,北側には緑色の塩水湖がある (下の写真のなかで,左が海岸,右が塩水湖である). みずうみのまわりは砂のようなものでかこまれているが,これは実は塩なのだろうか? 海岸の砂もしろいが,こちらはほとんどが貝殻がくだけたもののようにみえる.
2010-1-28 追記:
大半の店がしまっている日曜日にいったことがこころのこりなので,最後にもう 1 回,バスで Philipsburg にいくことにした.
この日は学会会場からまず西に徒歩旅行して,バスの始点である Mullet Bay (マレット・ベイ) から終点である Philipsburg まで乗った.
バスでもここまで約 30 分かかる.
たしかにほとんどの店があいていた. しかし,ファッションや宝石,時計,電気製品などの店がほとんどだ. 私に興味があるものはほとんどない. それほどひろいわけでもないので,すぐにあきてしまった.
海岸にいるひとの数も日曜日よりはずっとおおい. ときどき団体客がくるのか,どっとひとがふえるが,しばらくするとまたすくなくなる.
夕食までここでとろうとおもっていたが,まだ 5 時まえだったので,あきらめて,ホテルにかえることにした. かえったホテルでこの文章を書いている.