マクロな経済指標中心の国家比較 ― 三橋 貴明 著, 「崩壊する世界 繁栄する日本」
タイトルは極端にすぎるが,この本では日本をふくむ世界 9 カ国をとりあげてその 「国家モデル」 (経済モデル) を分析して,日本のモデルのすぐれた点を指摘している. ここでいう 「国家モデル」 だけで他国がダメで日本がよいと結論づけるのは乱暴だが,比較・分析の視点としてはおもしろい.
評価: ★★★☆☆
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繁栄する日本@
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タイトルは極端にすぎるが,この本では日本をふくむ世界 9 カ国をとりあげてその 「国家モデル」 (経済モデル) を分析して,日本のモデルのすぐれた点を指摘している. ここでいう 「国家モデル」 だけで他国がダメで日本がよいと結論づけるのは乱暴だが,比較・分析の視点としてはおもしろい.
評価: ★★★☆☆
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この本は生命保険の内容をあつかうのでなく,セールスマンがどうやって客を説得するのか,わるくいえばダマすのか,そのさまざまな手口を分析している. ダマされないためにはこの本をよんでおくとよいだろう. といっても,オレオレ詐欺と同様に,知っていてもダマされてしまうのをなかなか,ふせげないのだろう.
評価: ★★★☆☆
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生命保険の「罠」@
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自分の生涯のなかでいつどのくらいの保障が必要かをみつもることができれば,この本にしたがってどういう保険をいくら買えばよいか計算できるだろう. そんなこまかい計算をしなくてもこの本がやくにたつ部分はあるが,こまかいプラニングに対応しているところがこの本の特徴といえるだろう.
評価: ★★★☆☆
生命保険の種類や会社ごとの特徴の解説は,すでに保険を買ったひとには自分の保険がどういう目的のどういう種類のものかを再確認するのにやくだつだろう. もちろん,これから買おうとしているひとにもやくにたつ.
しかし,自分のかんがえをおしつけている部分はちょっと鼻につく. 掛け捨て保険は掛け金がかえってこないのは当然なのに,カネをドブにすてるかのように書いている. かたよったかんがえに読者はまどわされないようにする必要があるだろう. また,あきらかな誤植が版をかさねてもなおっていないのも気にかかる.
評価: ★★★☆☆
著者は日本人は悲観的になりすぎている,ほんとうはそれほど悲観するべき状況ではないということを主張している. そして,日本ではエリートより大衆が未来をひらこうとしているという,常識と 「真っ向から対立する」 議論を展開している.
オリジナルなかんがえを主張するのはよいことだ. しかし,さまざまな論点をもちだし,このかんがえをうらづけるためにいろいろな統計をもちだしてはいるものの,論理は薄弱だ. きちんと論理が展開できないのは,やはり仮説に問題があるからだろう.
評価: ★★★☆☆
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格差社会論はウソである@
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私は Word で論文などを書くためにスタイルなどをくふうしているが,他人がどうやっているかはあまりよく知らない. 本書の副題は 「文書も頭も構造化する」 となっていて期待させたが,内容はほとんど瑣末的なことばかりで期待はずれだった.
期待していたのは論文の構成要素や構造がこうなっているから,こういうふうにつかうべきだというような内容だが,書いてあるのはタブやインデントのつかいかた,タブや表をつかって図をかくやりかたなどだ. はじめのほうにテンプレートのつかいかたがかいてあるが,そもそも論文をかくにに適したスタイルの定義がないのにテンプレートを定義してもしかたがないようにおもえる.
評価: ★★☆☆☆
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Word 利用法@
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「読解」 というと文章のなかにあるものを解読することだとおもってしまうが,この本はむしろ本のなかには書いてないことがいかに文章の解釈に影響するか,とくにそういう 「文脈」 をただしく理解しないと 「わかったつもり」 つまり誤解することになるかを,いろいろな例をつかって説明している. この本をよめば,「わかったつもり」 というおとしあなにおちるのをふせぐことができるようになるだろう.
評価: ★★★★☆
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わかったつもり@
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著者はプロのものかきではあるが,ブログをはじめたのは今年だという. そういう著者が,ブログになにを書くべきかにも言及してはいるが,おもにブログの文章技術を説明しているのがこの本である. 本書の副題も 「心をつかむ文章術」 となっているから,タイトルにふさわしい内容だといえるだろう.
たしかに,よりおおくのひとに読んでもらうためには 「心をつかむ」 ことが必要だろう. しかし,著者もこの本のなかで手術の体験を他人のブログのなかにさがしたという経験を書いている. そういう検索中心の読み方をするときには,問題なのは内容であって,「心をつかむ」 ことはそれほど重要とはおもえない. そういう内容をめざしている私にはあまり役にたつ気がしなかった.
評価: ★★★☆☆
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読ませるブログ@
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Wikipedia をネタにして 「軸づけ検索」 をひろくためせるようにしたいというおもいは,ずっとまえからあった. 「Windows 7 製品版のインストールと 10 GB メモリによる日本語 Wikipedia 全体の検索」 などの項目に書いたように,ようやくそれにちかいことが実現しようとしている.
「メモリ上での Wikipedia 検索と Windows 7 をめざした,あたらしいマシン」 という項目で Windows 7 のマシンをたちあげて,Wikipedia の検索をこころみていることを書いた. 最近,Windows 7 は製品版にのせかえ,Wikipedia 検索はやっと全体を検索できるところまできた.
ロシア人による伊福部 昭.伊福部はゴジラの音楽 (この CD の最後の曲) で有名だが,日本のオーケストラ曲作曲の草分けであり,いまも魅力をうしなっていない. 演奏は日本人による CD のほうがよいだろうが,「シンフォニア・タプカーラ」 をきくと,なぜロシア人がこの曲を演奏したいのかがわかる気がする. つまり,ロシアの音楽に通じているところがあるようにおもう. というわけで,この CD をきくのもまた一興.
CD: Naxos 8.557587J
評価: ★★★☆☆
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伊福部 昭@Amazon.co.jp,
伊福部 昭@HMV.
1970 年代に販売されていたシェーンベルク全集と同様にロバート・クラフトの指揮による作品集 The Works of Arnold Schoenberg, Vol. 1 のなかの 1 枚: Naxos 8.557524 にオーケストラの 5 つの小品 (Five Pieces for Orchestra, Op. 16) がはいっている.
この曲は音色旋律など,オーケストラの多彩な音色に特徴がある.
全集にあった 1960 年代の録音ではその魅力が十分にでていたとはいえないが,この 1990~2000 年代の録音はそれがよくいかされている.
演奏もまえのものより表情ゆたかである.
自宅のリビングのドアにドアクローザをつけた. 最近の家は家全体を冷暖房するかんがえかたのものがおおいが,私の家は階段室を勾配天井にしたため冷暖房効率がひくくて,居室とのあいだのドアをしめる必要がある. このドアが自動的にしまるのがよいとかんがえて,安価なクローザをつけたわけだ. 価格が 2000 円未満なのでダイハツディーゼル NHN の No. 501P というものにしたが,ドアがおもくなりすぎたのが,すこしこまる.
竹内 正浩 の 「日本の珍地名@Amazon.co.jp」 (文春新書) は,「人間をまどわす地名,コンピュータをまどわす地名,… ― 竹内 正浩 著, 「日本の珍地名」」
という項目に書いたように,区別しにくい地名,まぜこぜの地名,まぼろしの地名など,さまざまな珍地名について書いている.
そのなかでもとくに地名のあいまいさに関する記述は,テキストからの地名抽出をこころみたことがある身にはとくに興味ぶかい.
これから地名抽出や地名検索のプログラムを開発しようとしているひとにはとくに参考になる本だ.
日本の近現代の地名のなかで,区別しにくい地名,まぜこぜの地名,まぼろしの地名など,さまざまな珍地名に横綱から前頭までの番付をつけて紹介している. まぎらわしい地名のなかにも (著者はそういう視点ではみていないが) 人間にはくべつしにくいがコンピュータにはくべつしやすいものや,その逆のものなどあって,コンピュータ・プログラムを書くものにとってはとくに後者に興味がわく. もちろん,それ以外の点にも興味はつきない.
評価: ★★★★☆
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日本の珍地名@
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20 年前に歯科医にすすめられて以来,ウォーターピック (WaterPik) と電動歯ブラシ (当時は Interplak) を欠かさずにつかってきた. このくみあわせが効果的だということはまちがいないとおもう. それ以前は頻繁に虫歯ができて歯科医のおせわになっていたが,それ以降は歯科医にいくことは激減した.
電動歯ブラシはいまではかなり普及して,さまざまな製品が販売されている. しかし,ジェット水流で歯間清掃をするウォーターピックの類似品はいまでも製品数がかぎられている. ここではそういう製品をならべてみよう.
「ウォーターピック (WaterPik) ― 歯間清掃のためのジェット水流」 という項目に書いたように,歯間清掃のためにウォーターピックを 20 年以上つかいつづけてきた. 5 年もたつとパイプにあながあいて,つかえなくなってしまう. いつもパイプがまずダメになるのだが,交換部品がなかったり,あっても交換するのは困難だ.
昨年タネをまいたパセリは,いまもなお,花がさきつづけている. 花がさきはじめたのは 5 月くらいであり,一部はタネになった. 夏場にもほとんど水をやっていない. さらに,花はアゲハチョウにだいぶ食われた. にもかかわらず,いまだにさきつづけている.
昨年はパセリとコリアンダーのタネをまいてそだてた. いずれも,それほど頻繁にはつかわなかったが,ときどき料理につかっていた. しかし,ことしはどちらもタネをまかなかった. いずれも年をこしても生育していたのだが,花がさき,実ができて,コリアンダーはかれてしまった. パセリはまだかれてはいないが,花がさいたままだ. あたらしい葉もでてはいるが,あまりおおきくなってはいない.
二十日大根 (ハツカダイコン) は定番でつくっているのだが,10 月なかばごろからは,おもうようにできなくなった. それでもひとつき半くらいかけてそだったものをぬいてみたら,大根のかたちをしていた.
「図解」 に興味があるので,ついついこの本を買ってしまった. 哲学を図にするとはどういうことか?
しかし,やはり図をみてもいっこうにわからない. 文章を読んではじめて理解できる. ★ 1 個にしようかとおもったが,文章の内容はそれなりなので 2 個にしておいた.
それでも,あとで図をみかえせば内容をおもいだすことができるのであれば,図にする価値があるのだろう. しかし,そこまでは検証できていない.
評価: ★★☆☆☆
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多数の型落ち家電品の情報がのっているので,それをてがるにえるにはよい.しかし,それぞれの製品については最低限のことしか書いてない.もうちょっと知ろうとおもうとネットでしらべる必要がでてくる.結局はいままでどおり kakaku.com のお世話になる.でも,インデクスとしてはよいだろう.
評価: ★★★☆☆
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家電批評@Amazon.co.jp.
タイトルにだまされた. これからどうすればチャンスがつかめるか,そのヒントがえられるのではないかと想像したが,なにがどうチャンスなのか,わからずじまいだ. たしかに著者たちは 100 年に一度の経済状況でもうまくやっていけるのかもしれない. しかし,この本の読者はかれらからまなぶというよりは,自分でかんがえなければならないことを知るだけだろう.
評価: ★★☆☆☆
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政府の事業仕分けで科学技術予算も大幅にカットされた. スーパーコンの予算化みおくりが最大の話題になっているが,他の予算も大幅にカットされている. 事業仕分けによって省庁間にまたがる事業のみなおしが可能になり,全体としてはおおきな効果をあげているのはたしかだ. しかし,とくに科学技術予算に関して予算を削減する理由をみてみると,いくつか,おおきな問題があることがわかる.
裁判員制度に関して私はいろいろ本を読み,しろうとながらも 「研究」 して,その結果をこのブログに書いてきた. 裁判員制度の導入には最初から賛成だったが,それをはじめるといろいろな問題がおこりうるということを想定して,いろいろかんがえてきた. しかし,実際にそれがはじまってみると,すくなくともいまのところはおおきな成功をおさめているようにみえる. 今後もいつもうまくいくとはかぎらないし,改善するべき点はあるし,それに私の 「研究」 結果がやくだつことをのぞむ. しかし,ともかく,裁判員制度が成功している現状をすなおによろこびたい.
民主党政権によるスパコン開発予算削減の是非が議論されている. 世界一をめざすのかどうかというような点が争点になっているが,ほんとうはどうすれば予算をより効率的につかうことができるかを議論するべきなのではないかとおもう.
著者は対象から昭和にかけて大連にくらし,日中戦争当時は内地でくらしていたものの,大連訪問時のようすも書いている. ときにはおもいをこめながらも,戦争や殺人事件などをふくむさまざまなエピソードを淡々と書いている. 大連のたべものやコンサートの話題もあって,興味をひかれる.
評価: ★★★☆☆
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幻の大連@
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ライブドアの技術力を結集した一冊ということのようだ. Google などが独自のインターネット・サービス技術をほこっているいま,ホリエモンですっかりイメージ・ダウンしてしまったライブドアがもう一度,スゴイ技術をみせようということか? 残念ながら Google にはくらべるべくもないが,いろいろ,おしえられることはある. ただ,「Web サービス構築術」 といわれると XML Web サービスを想像してしまうが,XML の話はなくて,データベースやキャッシュの話が中心だ. タイトルには 「4 Gbps を超える」 とあるが,ネットワークの部分はよわい.
評価: ★★★☆☆
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Webサービス構築術@
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宅内にサーバをたてて,外部から Wikipedia の 「軸づけ検索」 ができるようにしようとかんがえている. そのためには,これまでつかってきた ADSL では回線がほそすぎるので,ついに光ファイバー (FTTH) をひくことにした. ちょうど 9 月から NGN (フレッツ光ネクスト) の高速回線サービスがはじまったので,それをつかうことにした. プロバイダもこれまでつかってきた Yahoo! BB から朝日ネット (Asahiネット) にかえることにした. 朝日ネットには安価な固定 IP サービスがあるのがおもな理由だ.
タイトルは意味不明だが,内容はアキバのオタク文化をよくとらえている. 前半を読んでいるうちは最近のアキバの話だけでおわってしまうのかとおもっていたが,電気街の歴史や鉄道博物館,アキハバラデパートなどについても後半に書いてある. もっとふるくからの歴史のあるまちではあるが,新書としてはこの程度でよしとするべきなのだろう.
評価: ★★★☆☆
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アキバが地球を飲み込む日@
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著者は緒言でいきなり 「ウェブ空間」 ということばをつかっている. それはメイルなどもふくんでいるようだが,その意味が明確にされないまま議論がすすんでいく. 4~5 章で 「ウェブ空間」 について論じているので,「ウェブ空間」 がなんであるかもしだいにあきらかになっていくとはいうものの,読みにくい本である.
評価: ★★★☆☆
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