ボランティア の最近の記事

[個人ブログから転載します.]

最近,東日本大震災の被災地でボランティアなどで作業をしたひとのアスベスト被害が問題になっている. いまごろ?! とおもってしまう.

ボランティア」 の下位のカテゴリーとして,「ボランティアに関する本」,「ボランティア経験」,「支援のためのアイデア」,「支援情報・情報ボランティア」 があります.

  • 全社協 被災地支援・災害ボランティア情報:
    全国社会福祉協議会・全国ボランティア・市民活動振興センターによる災害ボランティア関係情報です. 東日本大震災でボランティアをめざすひとへのメッセージもあります. 各県のボランティア・センターなどの情報が紹介されていますが,3 月 23 日の状況は 「被災地へのボランティアについては、詳報をお待ちください」 ということです.
  • 東日本大震災支援全国ネットワーク
    寄附の効果的活用,被災者支援の活動を行う各地のネットワークとの情報交換と連携,政府などへの制度要望と連携,支援する人のガイドライン作成,情報の集約と提供などをめざしたボランティア組織のネットワークだということです.
  • Yahoo! 現地発 ボランティア(NPO・NGO等)情報ホットライン
    ボランティア募集情報が掲載されています.
  • 助けあいジャパン
    被災者の状況やボランティアのための情報を提供しています. 市外・県外ボランティアを受け付けている団体についても この週末にボランティア活動参加を考えているみなさまへ に書いてあります. 現地で活動するボランティアを募集しているところもありますが,1 週間以上つづけられることが条件になっているようです.
  • ピースボート
    石巻でのボランティア活動をしているということです. さまざまな種類のボランティアを募集しています.
  • ボランティアに関する情報のための Twitter (ツイッター) のハッシュタグ: #save_volunteer

[2011-5-15 追記: 以下の記述は連休前のものです, 現在の状況については別途しらべてください.]

震災被災地ボランティアを募集しているところのなかには,宿泊場所として被災地周辺のホテルを確保しているところもありますが,テントや駐車のための場所をのぞけば,ボランティアに自分で宿泊場所を手配することをもとめているところが大半のようです. 自分でホテルを手配することもできますが,5 月の連休に仙台付近のホテルをとるのはもうかなり困難なようです. すこしくふうが必要でしょう.

現地で屋根のあるところを提供してもらえるばあいには,寝袋をもっていってつかうことができるでしょう.

しかし,石巻などでは屋外の場所が提供されていて,テントをはることがもとめられているようです. そうなると,かなり本格的な装備が必要になるでしょう.

バス・ツアーのばあいには車中泊というのもありますが,これだと基本的には 1 泊だけしかできないでしょう.

震災関連のボランティア・サイトのなかには,ボランティアの服装・装備などについて書いているところもいくつかあります. そのなかでよくリンクされているのは 「水害ボランティア作業マニュアル/ダウンロード - レスキューストックヤード」 です.

つまり,この震災では津波のために,いまだにぬかるんでいるところがおおいから,長靴などの水害用装備が必要だということです. ここには書いてありませんが,長靴としては底に鉄がはいったものを指定しているところもあります. クギなどをふみぬく心配があるからだということです.

なお,上記のマニュアルにはもちものとして 「梅干し」 とか書いてあるのは,暑い季節に塩分が不足しないようにということであり,いま (4 〜 5 月) の気温ではまだそこまではいらないのではないかとおもいます.

新聞などでも報道されているように,連休終了をまたずに,すでにボランティアは減少して不足するようになっているようです. 県外からの参加もつよくもとめられているようです. 宮城県の場合,宮城県災害ボランティアセンターによると,とくに東松島市,亘理町,山元町が募集しているようです.

東日本大震災に関しては,3 月 19 日現在,交通遮断や物資不足のため,被災地域外からのボランティアの募集はないようです. いまある防災ボランティアの情報はこの震災に関するものではなくて,過去の情報および一般論ですが,いずれこの震災に関してもボランティアがもとめられるはずです. その準備のために,やくにたつ情報はいろいろあるとかんがえられます.

なお,東日本大震災のボランティアに関する情報については 「いまできる "震災ボランティア"」 や 「震災ボランティアに関する情報」 をみてください.

毎日 jp の 「東日本大震災:「ボランティア入る段階にない」無念の帰宅 (3 月 18 日) によれば,阪神大震災を経験したボランティア・コーディネータでも,現地の状況をみてボランティアを断念して帰宅したひとがいるという. 現在の状況のむずかしさをあらわしているといえるだろう.

なれないボランティアが被災者やボランティアセンターなどに迷惑をかけることがないように,こころえ,あるいはガイドラインという種類の書類がいろいろあります. そのなかで,よくできているとおもえるものをあげてみます.

[最新の状況に関しては "続きを読む" をみてください]

3 月には 「阪神大震災の経験があってもボランティアを断念して帰宅」 というようにボランティア経験者でも被災地にはいっていくのがむずかしい状況にあったようですが,4 月なかば現在ではボランティア・センターでも県外からのボランティアをうけいれるところがいくつか (まだ少数ですが) あります.

宮城県災害ボランティアセンターによると,4 月 20 日現在,県外からのボランティアをうけいれているボランティアセンターはつぎの 4 ヶ所だということです (連絡先などは上記のページを参照).

  • 気仙沼市災害ボランティアセンター
  • 石巻市災害ボランティアセンター
  • 岩沼市災害ボランティアセンター
  • 亘理町災害ボランティアセンター

ただし,このうち亘理町は 5 月 1 日からうけいれを休止するということです. 一方,石巻市災害ボランティアセンターによるとボランティアの数は全然たりていないということです. つまり,地域による差がおおきいということです.

河北新報は仙台に本社がある地方新聞です. その 3 月 11 日から 1 カ月間の震災関連の紙面が 「震災 1 カ月の記録 (紙面 PDF)」 からダウンロードできるようになっています.

河北新報の取材体制はあまり強力とはいえず,3 月 11 日の号外などは,独自の写真をのせるかわりに NHK のテレビ画面をのせて,まにあわせています. しかし,まだ全国紙が被災地にはいりにくかったころから,避難所などできめこまかい取材をし,被災者のニーズなどをこまかく県内につたえていることがわかります. 震災の貴重な記録だということができるでしょう.

ボランティアの経験豊富なひとは 3 月 20 日現在すでにもとめられていて,また被災地にはいって活動しているひともいます. しかし,経験のないひとへは,被災地にはいるのは 「もうすこし待って!」 というよびかけがなされています.

cnet Japan の 「傍観者ではなく"当事者としてできること"--東北地方太平洋沖地震」 には,いまできるボランティアや混乱をさけるための行動などについて書かれています. 全部を知るには直接リンクをたどってもらうのがよいのですが,その一部だけを紹介させてもらいます.

  • Google の Person Finder (消息情報) には,アップロードされた名簿画像を人手で入力しているが,その人手が不足しているのでボランティアを募集しているということです. これはどこででもできる情報ボランティアのひとつです.
  • 東日本に住むひとなどにむけた,買い占めをやめる運動 とか,不足した電力をつかわなくてすむ西日本へ行こうというようなメッセージがとりあげられています. ただし,これらについてはよくかんがえて行動しないと逆効果になる場合があります.