河北新報は仙台に本社がある地方新聞です. その 3 月 11 日から 1 カ月間の震災関連の紙面が 「震災 1 カ月の記録 (紙面 PDF)」 からダウンロードできるようになっています.
河北新報の取材体制はあまり強力とはいえず,3 月 11 日の号外などは,独自の写真をのせるかわりに NHK のテレビ画面をのせて,まにあわせています. しかし,まだ全国紙が被災地にはいりにくかったころから,避難所などできめこまかい取材をし,被災者のニーズなどをこまかく県内につたえていることがわかります. 震災の貴重な記録だということができるでしょう.
被災者のことばがぎっしりつめこまれたページとして,たとえば 3 月 19 日の朝刊 16 面があります. ここには 60 人以上の被災者のことばが書かれています.
ボランティアの活動の様子もときどき報じられています. 3 月 23 日の夕刊 2 面には松島の復旧のためにはたらくボランティアや南三陸町での床屋のボランティアの様子が紹介されています. 28 日の朝刊 16 面では仙台,気仙沼,石巻などでのボランティアの様子が紹介されていますが,以来内容とのミスマッチなどの課題もいくつか指摘されています.
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