ボランティアうけいれ体制がととのいつつある被災地

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[最新の状況に関しては "続きを読む" をみてください]

3 月には 「阪神大震災の経験があってもボランティアを断念して帰宅」 というようにボランティア経験者でも被災地にはいっていくのがむずかしい状況にあったようですが,4 月なかば現在ではボランティア・センターでも県外からのボランティアをうけいれるところがいくつか (まだ少数ですが) あります.

宮城県災害ボランティアセンターによると,4 月 20 日現在,県外からのボランティアをうけいれているボランティアセンターはつぎの 4 ヶ所だということです (連絡先などは上記のページを参照).

  • 気仙沼市災害ボランティアセンター
  • 石巻市災害ボランティアセンター
  • 岩沼市災害ボランティアセンター
  • 亘理町災害ボランティアセンター

ただし,このうち亘理町は 5 月 1 日からうけいれを休止するということです. 一方,石巻市災害ボランティアセンターによるとボランティアの数は全然たりていないということです. つまり,地域による差がおおきいということです.

ほかの県についてはここには書きませんが,全国社会福祉協議会「東日本大震災」 被災地支援活動のページにある 「被災地での災害ボランティアセンター設置とボランティア受け入れ状況」 などをみれば確認できます.

東日本大震災支援ネットワーク支援状況マップをみると,もっと詳細な情報をみることができます. 地域のボランティアセンターが外部からのボランティアをうけいれていなくても,その地域で活動している組織が直接,ボランティアをうけいれている場合があるようです.

2011-5-8 追記: 新聞などでも報道されているように,連休終了をまたずに,すでにボランティアは減少して不足するようになっているようです. 県外からの参加もつよくもとめられているようです. 宮城県の場合,宮城県災害ボランティアセンターによると,とくに東松島市,亘理町,山元町が募集しているようです.

2011-5-1 追記: 石巻のボランティアセンターのホームページには,ゴールデンウィーク中の新規のボランティアのうけいれを中止すると書かれています. ボランティアセンターの電話はパンク状態にあるようなので,よほどの必要がなければ電話しないほうがよいでしょう. また,駐車場はいっぱいだし,くるまがふえると市内の道路や三陸道が混雑する,そしてテントのためのスペースももうないということです. しかし,現地にいってみると,ボランティアの仕事はまだあるし,コーディネーションも充分,機能しています. 私自身は古川にとまって JR で曽波神という駅までいって,そこから石巻専修大学のボランティアセンターまで (2 km くらい) あるきました. こういうやりかたなら,あってもよいのではないかとかんがえています. ただし,駐車場がいっぱいだとはいっても,すでにボランティアする場所まで移動するためのくるまの確保がむずかしくなりつつあるようにみえました. 夜間は市内のべつの場所にくるまをとめて,朝,ボランティアセンターにきているひともいましたが,そういうやりかたも有効だとおもいました.

2011-4-28 追記: うけいれ体制がととのったといっても,連休に怒濤のごとくやってくるボランティアには,すでに対応できなくなっているようです. すでに気仙沼ではうけいれを中止したとボランティアセンターの Web ページ上に書いています. 石巻では電話でといあわせてからきてほしいと Web ページに書いていますが,その電話が非常に通じにくくなっています.

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