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DIY (日曜大工) とものづくり, 情報通信博物館, 書評

雑誌 I/O の変化と,へってしまった手仕事

最近,たまたま I/O という雑誌を買った. まれに買ったことはあるが,最近はなかった. かつてはみんなが自作したコンピュータやソフトウェアの記事を投稿していたし,私自身も投稿したことがあった. しかし,いまではすっかりさまがわりしている.

IOmagazine.jpg いまでも表紙には 「自作派のための」 と書いてある. しかし,なかをみると製品などの解説記事ばかりで,自作の参考になるようなものはない. どうしてこうなってしまったのだろう?

いまでも 「自作派」 の雑誌がないわけではない. 「電子工作マガジン」 とか 「エレキジャック」 というような雑誌はちょっとした電子工作の参考になる. 最近では Arduino というボードを中心とした工作がはやっているようだ. また,「ラジオ技術」 は真空管アンプ製作記事であふれている. もちろん,パソコンのくみたてをすすめる雑誌はたくさんある.

こうした雑誌は I/O とくらべるとマイナーなのだろう. 「ラジオ技術」 はかつては 「無線と実験」 ときそいあっていたが,いまではだいぶ路線がかわってしまって,製作記事のすくない 「無線と実験」 のほうが売れているようだ. 「電子工作マガジン」 や 「エレキジャック」 をみても,てまのかかる製作記事はすくない.

しばらくまえに 「大人の科学」 No. 24 「4 ビット・マイコン」 を買ってみたが,これもほとんどくみたてるところはない. むかしは家のちかくにプラモデル屋があったが,いまはかなりとおくにいかなければ買えなくなってしまった. おとなも,こどもも,手仕事をしなくなってしまったということだろう. むかしにくらべて,やることがふえたのはたしかだが,やはり退化しているようにおもえる.

キーワード: アイオー

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