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経済学者が書いた本としてはあまりにセコい ― 森永 卓郎 著 「年収防衛 ― 大恐慌時代に 「自分防衛力」 をつける」

年収が 「崩壊」 するなかで,どうやってくらしていけばよいか,著者は,はたらきかた,くらしかた,節約,資産運用など,さまざまな面から提案している. しかし,その内容には疑問がおおい.

たとえば,「ワークライフバランス」 についても論じているが,ワークライフバランスの意味すら説明していないし,「ワークライフバランス」 は,その [パートと正社員の] 中間のライフスタイルが実現できないと難しいという意味不明の記述ですませてしまっている.

ほかの部分も舌足らずでよくわからないことがおおい. カードでポイントをうまくためることをすすめているが,それでどのくらいの効果があるというのだろうか. 経済学者が書いた本としてはあまりにセコいのではないだろうか.

評価: ★★☆☆☆

関連リンク: 年収防衛@ [bk1]年収防衛@Amazon.co.jp

注記: BK1書評Amazon.co.jp書評 に投稿しています.

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