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ケータイ親指入力の非効率と悲劇 ― あそばされる 4 本の指

携帯電話では親指だけで入力します. 文字はアルファベットと数字だけでも 36 あるのに,1 本の指しかつかうことができません. もう 1 本の手ではべつのことをしているかもしれませんが,すくなくとも携帯電話をもっている 5 本の指のうち 4 本はあそんでいます. 親指だけでもなれればフルキーボードにちかい速度で (あるいはひとによってはそれよりはやく) 入力できるとはいっても,やはり 4 本ないし 9 本の指があそんでいるのはむだといわざるをえません. 親指ばかりを酷使するので,親指に障害をおこすことも指摘されています (「携帯メールの送り過ぎで世界中に蔓延する親指障害」 (WiredVision)).

コンピュータなどでつかわれている QWERTY キーボードも配列がわるいために効率がわるいといわれています. しかし,タッチタイプするばあいは,すくなくとも 10 本の指をすべてつかいます. 携帯電話のように,いわば効率が 1/5 ないし 1/10 になっているということはないでしょう. こんな非効率な入力法をいつまでもつづけていてよいとは,私にはおもえません. また,指をうごかすことは脳のはたらきにも影響があるとかんがえられます. すくない指しかうごかさないということは,脳のおおくの部分をあそばせて,極端にいえばバカになるのではないかともおもえます.

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