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日本の没落への道をさししめす (?!) 本 ― 角川 歴彦 著, 「クラウド時代と 〈クール革命〉」

著者は経営者の立場にあって,「知のグローバリゼーション」,Web 2.0 やクラウド・コンピューティングへのながれを経験してきた. 「21 世紀の産業革命」 もアメリカからおこるなかで,日本は IT ではなく 「クール・ジャパン」,ガラパゴス文化を世界に発信していくのがよいという.

世間でいわれているいろいろなことをつなぎあわせた内容であり,著者独自のかんがえは希薄である. しいていえば,大衆文化が次世代をひらくというかんがえに独自性があるようにみえる. 著者は Twitter を評価し,「大衆自身がコンテンツを作り,公開することでウェブ空間に 「巨大知」 が形成され」 と書いている. しかし,Twitter が 「巨大知」 を形成できるメディアだとはおもえない. こういうひとの意見にしたがっているだけでは,日本はますます没落していくだろう.

評価: ★★☆☆☆

関連リンク: クラウド時代と〈クール革命〉@ [bk1] クラウド時代と〈クール革命〉@Amazon.co.jp

注記: BK1書評Amazon.co.jp書評 に投稿しています.

キーワード: Twitter, ツイッター, ガラパゴス現象

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