夏の昼間の消費電力ピークをおさえるには,エアコンの節電がもっとも重要です. そのための対策をまとめます. (「経産省: 節電 ‐電力消費をおさえるには‐」 と 「Challenge25: 家庭でできる節電方法: エアコンで節電!」 を参考にしています.)
- ふるいエアコン (たとえば 10 年以上たっているもの) をあたらしい省エネ型のエアコンにかえれば,たとえば 4 割くらい消費電力をおさえることができます.
- 温度設定を 1℃ さげれば 10% くらい節電できます. 28℃ がめやすです.
- フィルタをそうじすれば,目づまりしているときとくらべて 6% くらい節電できます.
- 室外機に直射日光があたっている場合は,それをさける (日よけをつけるなど) ことで節電できます.
- 室外機のまわり (とくにふきだし口ちかく) にものをおかない.
- カーテンで窓からの熱の出入りをふせぐ.
- エアコンは必要な時だけつける.
扇風機と併用すれば 28℃ 以上の設定でも,すずしく感じられます. また,設定温度をたかめにしておいて,あつがりのひとだけ扇風機をつかうようにすれば,感じかたに個人差があっても,みんなが快適な環境を実現することができるでしょう.
エアコンの風のつよさや風の方向を調節すれば,へやのなかの場所による温度差をへらしたり,逆に温度差をつけたりすることができるでしょう. 必要なところだけを集中的にひやすようにすれば,節電できます. 最近のエアコン機種のなかには,ひとがいるところだけを集中的にひやす機能をもったものもあります.
ところで,省エネ型といわれているエアコンでも,つかいかたによってその性能が変化することがあると指摘されています. たとえば,日経ビジネスの 「エアコンに 2 つの過大表示疑惑」 では,「爆風モード」 というのをもっているエアコンがあり,「爆風モード」 で動作をさせると効率がよくなるということです. ただし,このモードでつかうのは現実的でないようです.
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