「情報ボランティア」 については 「私と阪神淡路大震災と情報ボランティア」 という記事でふれました. 被災者もボランティアも情報をもとめています. 阪神淡路大震災のときは被災地にパソコンをもちこんでニフティサーブで情報をやりとりしたボランティアがいましたが,かならずしも被災地にいかなくても,かれらに情報を提供するボランティアがなりたつとかんがえられます (私自身はそれをめざしていました).
阪神淡路大震災当時はニフティサーブのようなパソコン通信がほとんど唯一の手段でしたが,現在ではインターネット上につぎのような,さまざまなメディアやツールがあります.
- メール
- Web (ウェブ)
- Twitter (ツイッター)
- SNS [Facebook, Mixi など]
インターネット・メールは阪神淡路大震災当時から,連絡のためにつかわれていました. ただし,被災地のボランティアとの通信はインターネットではなくてニフティサーブのメールでした.
このサイトは Web をつかった情報ボランティアをめざしています. Wikipedia の目的は情報ボランティアではありませんが,東日本大震災に関する項目は被災者やボランティアにもやくだつとかんがえられます.
Twitter は当時はまったくないものでした. 今度の震災では,つかいかたをくふうすれば強力なツールになるとかんがえられます. 現地からの情報を Twitter で発信して,それを後方でべつのツールをつかってまとめれば,やくにたつとかんがえられます. 3 月 20 日現在,つかわれているハッシュタグとして #anpi (安否情報),#j_i_helpme (救助要請),#hinan (避難),#save_miyagi,#save_fukushima,そのほか地名をハッシュタグとしてつかっているようです. Twitter.jp で推奨しているハッシュタグは 「東北地方太平洋沖地震に関して」 に書いてあります.
Twitter はどこからでも読み書きできるのが利点ですが,そのため,プライバシーが必要な情報にはつかえません. そういう情報をあつかうのに適しているのが SNS です. うまくコミュニティを形成することができれば,SNS も有効なツールになるでしょう.
インターネット上にはほかにもいろいろなツールがあって,情報ボランティアにやくだてることができるとかんがえられます.
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