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仮想化・仮想空間 アーカイブ

2007-05-11

90 年代にはいくつかの会社がパソコンのために 3D 機能つきのサウンドシステムを開発しました. しかし,A3D という 3D サウンド API を開発した Aureal Semiconductor 社をはじめとして,そのおおくは解散するか,あるいは現在のこっていても規模はちいさいままです. ゲームなどで 3D グラフィクスはさかんにつかわれてきましたが,3D 音響はほとんど注目されないままです.

つづく…

2007-07-10

雑誌とはいっても,臨時増刊なのでほぼ全ページをセカンドライフにさいています. セカンドライフをやりたいとおもっているひとにも,やらずにみてみたいとおもっているひとにも,もっとも安価にセカンドライフをのぞいてみるには,これをみるのが最適でしょう. ほかに安価なものとしては新書がありますが,やはり写真をいろいろみてみないとわかりません.

評価: ★★★★☆

関連リンク: セカンドライフのすべて 週刊アスキー 2007年 7/24号 臨時増刊 [雑誌]@Amazon.co.jp

つづく…

2007-09-09

あふれる情報のなかから,ほしいもの,必要なものをどうやって選択するかということは,情報化がすすんだ現代におけるおおきな課題です. 情報の選択のしかたとして,「情報源の選択 -- “ひと” の選択を中心として」 に書いたように情報源を単位として選択するやりかたがあります. 情報源というのは,特定のひと,特定の新聞・雑誌・放送局などです. ここでは情報源を 1 次元空間や 2 次元空間に配置して,その空間内を移動しながら情報源を選択するやりかたについてかんがえてみたいとおもいます.

つづく…

2007-09-19

濱野 智史 は 「情報環境研究ノート」 というブログのなかで Linden Lab (リンデン・ラボ) の Second Life (セカンドライフ) についてつぎのように書いています (第11回 セカンドライフ考察編(4)).

Second Life は

1) 「真性同期型アーキテクチャ」 であるがゆえに,(非同期型に比べて相対的に) ユーザー間の非接触機会が高い,
2) セカンドライフの仮想空間 「メタバース」 は,「場所」 という概念はそこそこ 《現実的》 に設計されているのに対し,「距離」 の概念は 《非現実的》 に設計されている (= テレポーテーションができてしまう),
3) ひとつの 「島」 (プライベート SIM) に共在できるユーザー数が数十人程度に制限されている」

これらの点を voiscape (ヴォイスケープ) に関して検証してみようとおもいます.

つづく…

2007-09-22

Linden Lab (リンデン・ラボ) の Second Life (セカンドライフ) に関して,しばしば 「閑散としている」 といわれます (たとえば濱野 智史 の 「情報環境研究ノート」 (第10回 セカンドライフが 「閑散としている」 のはなぜか? 3)). 「新 清士 のゲームスクランブル」 (ディズニーランドにはなれない 「セカンドライフ」 (2007-8-3)) によると,Second Life にログインするひとのおおくは新規ユーザであり,ほとんどのユーザは 1 回しかつかわずに放棄してしまうということです. 新が書いているようにログインしても閑散としているからインタラクションは成立しにくいわけですが,さらに,こういうユーザはひやかしでつかっているわけですから,だれかと出会ってもインタラクションしない可能性がたかいのではないでしょうか?

つづく…

2008-05-26

楽天などの仮想商店街においては,商品を検索して,いろいろな方法で整理することができます. リチャード・ワーマンは情報組織化の 5 つの軸をしめしていますが,それらの整理の軸もワーマンの組織化の軸によって説明することができます.

つづく…

2008-09-23

今後は,情報通信技術 (ICT) はこれまでのように主役であるよりも,農林水産業や鉱業の脇役としてのやくわりが増大していくでしょう. また,これらの 「リアル」 な産業に資金が傾斜する結果,ICT によるヴァーチャルな世界の重要性は相対的に低下するでしょう. サブプライム・ローン問題にみられるようなヴァーチャル世界のあやうさも,リアルへの指向をつよめるものとかんがえられます.

つづく…

Second Life (セカンドライフ) に関して,しばしば 「閑散としている」 という表現がつかわれています (「インタラクションの機会がかぎられる Second Life (?!)」 参照). これは参加している人数のわりに空間がひろすぎるからです. ひろすぎる空間という点ではインターネット上に展開されている他のメディアも同様です. たとえば,ブログにおいてはいったん炎上するとアクセス数は爆発的にふえますが,たいていのブログは,ふだんはわずかなひとしか,みていません.

つづく…

2009-04-10

コンピュータの世界では 1960 年代以来,「仮想化」 が重要な概念になっているが,最近ふたたび 「仮想化」 に注目があつまっている. 1960 年代にはコンピュータにできることはかぎられていたから,「仮想化」 の意味もあきらかだった. しかし,現在では情報通信の世界ははるかにひろがっていて,「仮想化」 ということばもさまざまな意味をもつことができる. そこで,ここではその意味をしぼって,「仮想化」 が 「局所化 (localization)」 という意味をもつという仮説をおいて,かんがえてみたい.

つづく…

2009-04-11

情報通信の局所化としての 「仮想化」」 という項目では,サーバやネットワークの仮想化がもつ 「局所化」 という面に注目した. 関連する Web ページをみつけるために,Google で 「仮想化 局所化」 をキーワードとして検索してみると,図のような結果がえられた. ここにしめした上位 10 件のうち 4 件が日立グループ関連のものだということが,ちょっとおもしろかった.

つづく…

ひとは,ひろい範囲の全体に一度に注意をはらうのがにがてである. かぎられた範囲に注意を集中することによって,能力を発揮することができる. したがって,「局所化」 によって範囲を限定すると,能力を発揮しやすくなる. 「情報通信の局所化としての 「仮想化」」 という項目において,最近,話題になっているサーバやネットワークの仮想化を 「局所化」 とむすびつけたが,この文脈でいえば,仮想化することによって人間の能力をよりよくいかすことができるということができるということになる.

つづく…

2010-01-20

ビジネスを改善するための 「仮想化」 とはどういうものかを解説していて,その内容は理解することができる. 著者はそれを 「本当の仮想化」 と呼び,一応は 「インフラまでを含めた仮想化」 (Virtualization 2.0) と定義している. しかし,「インフラ」 ということばの意味があいまいであり,「本当の仮想化」 がそれにとどまらず 「コンマ何秒かの切り替え」 にはこだわらないものだというような記述もあり,読者を混乱させる. もっと整理が必要だろう.

評価: ★★☆☆☆

関連リンク: ビジネスを仮想化で加速する@ [bk1]ビジネスを仮想化で加速する@Amazon.co.jp

つづく…

2010-06-12

Interop はこれまで,幕張をはじめラスベガスなど,何度も見学してきた. しかし,今回,幕張でひらかれた Interop Tokyo 2010 にはじめて説明員として参加してきた. NICT ブースでの 「仮想化ノード・プロジェクト」 の共同研究成果の展示である. 他の展示もみてきたが,会場全体をむすび外部ともむすんでいる ShowNet をはじめ,受賞したいくつかの製品などにおいても,仮想化ノードの展示と同様に 「ネットワーク仮想化」 がキーワードになっている. この展示も NICT の他の展示とあわせて 「フューチャーテクノロジー部門」 の審査員特別賞をいただいた.

つづく…

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