地震・津波・火災 の最近の記事

[個人ブログから転載します.]

震災後,東京から近郊への帰宅困難者のための対策がとられてきている. 都心の会社や施設などで,いそいで帰宅しなくてもよいように備蓄食料や仮眠設備が整備され,一時避難の場所が整備されている. しかし,私は逆向きに帰宅する少数派だ. 私のような東京への帰宅困難者には対策はどれだけ,とられているのだろうか?

[個人ブログから転載します.]

東日本大震災ではおおくの犠牲者をだしたなかで,学校の児童・生徒はそのおおくがたすかった. そのなかで石巻の大川小学校はほとんどの児童と教師が死亡またはゆくえ不明になっている. そこでなにがおこり,なぜそのようなことがおこったのか,しだいにあきらかにされてきている. 津波はときとして 10 m 以上になるが,そうすると通常の避難場所は水没する危険がある. それをかんがえて,1 次の避難場所である大川小学校から 2 次の避難場所ににげる方法や手段を用意しておくべきだったが,その用意がまったくなかったことが最大の原因だろう.

[個人ブログに書いたのとおなじ内容をここにも書いておきます.]

東日本大震災では地震そのものよりも津波の被害が圧倒的におおきかった. 地震に関してはすでに,地震とたたかうというよりも,地震をのがれる 「免震」 のかんがえかたがひろまっている. 津波をはじめとする水害に関しても,スーパー堤防をつくってそれとたたかうのではなくて,津波や水のエネルギーをにがす 「免波」 の方法をかんがえるべきなのではないだろうか. このかんがえかたをひろげれば,「防災」 ではなくて 「免災」 につながっていくだろう.

被災地のおおくは,建設されていた堤防をこえる津波がおしよせた. その結果,堤防はこわされ,今回の津波よりひくいものでも,ふせげない状態になっている. 堤防を再建することは必要だが,膨大なコストがかかるスーパー堤防をつくるのでなく,高台などへの移転や観光客の避難体制の確立など,さまざまな対策をあわせて実行していく必要があるだろう.

ウィキペディア (Wikipedia) の 「2011年東北地方太平洋沖地震」 にはこの地震と余震,津波,それらにともなう火災などの概要が記述されています.