東日本大震災がおこったのは不幸なことだ. しかし,日本人は震災復興というような明確な目標ができれば,それにむけてがんばるのは得意だ. いくら被害がおおきいといっても,その点では心配ないといえるだろう. しかし,同時に日本人はこれまでにない目標をたてるのは不得意だとされている. 震災復興とはいっても,津波で家がすっかりながされ,浸水したまま土地が回復しないような状況だ. ここに,これまでとおなじまちをつくることはできないし,のぞましくもないだろう. つまり,これまでになかったまちをつくることがもとめられているとかんがえられる.
まだ仮設住宅もできていない状態だが,いまから復興のためのグランド・デザインを徐々にかんがえていくべきだろう. 気がついたときには戦後の東京のように,もうグランド・デザインができなくなっているということがないようにしなければならないだろう.
そのためには,グランド・デザインに貢献できる可能性があるひとは,いまから準備しておいたほうがよいのではないか. グランド・デザインは政府や自治体にまかせることはもちろんできない. 建築や都市開発の専門家だけにまかせるのも適切でないだろう. そこに貢献できるひとたちが協力して,現地のひとたちをまきこんで,つくっていくべきなのではないだろうか.
![[bk1]](/weblog/bk1.png)